予備パーツとして落札した1507057を組み立てます

 

パーツはこれだけです。

 

香箱も簡単に分解できることがわかりました。

ゼンマイは錆びてないようです。

軽く注油しました。

このゼンマイを取り出す勇気はまだありません。

手だけで元に戻せるか、別の香箱で試してみたいです。

 

香箱の組み立ては、物差しの穴を使いました。

そのうち専用工具を作りたいです。

 

組み立て開始です。

 

結構苦労しました。

 

機械側です。

 

初めて組み立てるので、苦労しました。

金色真ん中の歯車は、実は2001年宇宙の旅の宇宙ステーション型で、写真ではよく見えませんが、

歯車が2重になっています。

その下側が、秒針を回していると思います。

 

この秒針がなかなかハマりません。

どうもルビーの穴がずれているようにも感じてきました。

このため、動かなかったのかも・・・

こうやってはめてみて、様子を見てみました。

 

穴がずれている疑惑は残りましたが、組めました。

順番として、左側のプレートを先に組んで、3番車以降が動くのを確認したのちに、右側の

プレートを載せるべきでした。

逆に組んだので、動作確認に苦労しました。

この状態で、香箱を動かすと、気持ちよく「ブイーン」とガンギ車が回る状態になっています。

 

アンクルの先のルビーにも注油しました。

このあと、写真がないですが、角穴車を取り付け、ぜんまいが巻ける状態にして

テンプを乗せると、調子よく動きました。

360度+80度くらい振れています。優秀です。

 

 

文字盤側です。

日付も曜日もないのでシンプルです。

 

ここで登場、USB顕微鏡!!

注油状態を確認します。

よく見ると、泡が見えて、注油状態が確認できます。

 

次は天芯部分に注油します

ここです。

できれば外したくないところです。

下側は裏面から注油できますが、こち側はヒゲぜんまいがあるので、これを外さないといけません。

苦手な作業です。

 

外しました。

CITIZENは中のルビーが中心に配置されるようにぐるぐるの部品が付いています。

ここに注油します。

 

あれ、ものすごく簡単にハマりました。

 

調子に乗って、裏側もやることにしました。

これです。

 

外して注油したところです。

 

この足を押さえて、ぐるりと回せばOKです。

 

ハマりました!!!

 

 

いよいよ文字盤をつけます。

乗りました!

 

美しいです。

60年前のものとは思えないです。

 

針取り付けました。

ちゃんと動いています!!!

この状態で、平置きで様子をみましたが、大体1時間で1.5秒くらい進む感じです。

24時間で40秒くらい進む感じです。

 

風防は手でパチン!とハマりました。

 

 

裏蓋はふいるものをつけてみましたが、微妙に緩くてハマりませんでした。

刻印のくっきり残っているこちらをはめました。

古いベルトも使うのが勿体無いので、手持ちのベルトをつけてみました。

 

試しに着用してみて、精度がどうなるか様子をみてみます。

 

つづく