『白鳥とコウモリ』の読書記録です

上下巻の長編ミステリー。

序盤、被害者も加害者も、担当刑事も参考人も年配のオジサンオバサンばかりで、これが上下に渡るとは相当本格的なミステリーなのでは…と気合が入りましたが、

途中から方向転換し、さすが、幅広い世代から支持を得る東野圭吾さんの作品だなと思いました。



方向転換に気づいた頃、松村北斗さんと今田美桜さんとで映画化されることを知り、頭の中はすっかり映画館(笑)

映画化と配役があらかじめ設定されたうえで練られたストーリーではないかと思うほど、イメージにぴったりだと思います。



ざっくりとしたあらすじは、父を殺された娘と、父が殺人者として逮捕された息子が、事件の真相を追うというもの。

被害者や加害者でなく、そのまわりの人物に焦点を当てたお話は他にもあるけど、それだけで急に身近な話に感じる気がします。加害者の息子が上司から休職を告げられるシーンなんてつらすぎた…


自分が起因でないことで人生が急変するという恐ろしい体験を、読書で擬似体験として楽しむって……


もはやサイコパス笑い泣き



だけどこのフィクションの世界が、現実を生きる活力になるもので、この一冊のおかげで通勤時間を楽しむことができました照れ




旬な俳優で映画化されるということで予想できる通り、しっかり恋愛要素が盛り込まれています。


THE恋愛モノは苦手だけど、こういう本題が恋愛ではないところにあるお話の恋愛シーンは大好き



あらゆる切り口から真相に近づいていく様子にワクワクしたり、頭のキレる登場人物に感心したり、会議室でない場所で行われる刑事さんたちの会議が羨ましかったりと、

色々な感情を味わうことができました。



タイトルから予想できる展開にはなったけど、この結末はとても予想できずで、最後の最後までおもしろかったです。


辿り着いた真相は悲しくもあり、善とは、正義とは…を問う作品でしたが、

フィクションという嘘の世界を楽しことは悪ではないと思いたい私でした。



ミステリー好きにも、北斗くん美桜ちゃんファンにも(笑)、おすすめできる一冊です照れ




過去の読書記録もよかったらのぞいてみてください爆笑