ラジオ講座より
(講師:明治大学 政治経済学部 いいだやすゆき准教授)
「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」の違いについて
ミクロ経済学は、個人や個々の企業の行動によって、経済全体にどのような影響が及ぶのか、ボトムアップ型の小さな対象から説き起こして全体を語る。
マクロ経済学は、経済全体に共通するその「経済の体調」のようなものを管理し、その体調がどのようなものに影響されるかということを語る。
空手の試合で例えると、
道場で決められたルールの中で試合をするという条件で、その中でどのような技を出していけばいいのかという戦い方の型を教えてくれる。
これが、ミクロ経済学。
しかし、実践というのは、道場のような整備された環境で行うわけではない。
足がぬかる場所で戦うかもしれない。嵐の中で戦うかもしれない。船の上で戦うかもしてない。
それれによって、使うべき技が変わってくる。
つまり、自分自身がどのような場面で戦っているのか、今自分がいる場所はどこなのかを知ることのよって、学んだ知識のうちどれを選べばいいのかを教えてくれる。
これが、マクロ経済学。
ミクロ経済=戦い方の基本。
マクロ経済=その戦い方をどう使えばいいのかということ。
(参考)
GDP国内総生産=粗利(付加価値)の合計=支出の合計=所得の合計