講演テーマ:「私のごちそうさん」(食と日本人の知恵)

講  師:コイズミ タケオ(発酵学専門)


 講演の要点は以下のとおり。


(1)日本の水は世界で一番いい水である。


  理由。鉄の含有量が少ないため。だから日本酒ができる。アルコールに鉄分があると赤茶けた色になる。

 お茶が美味い。お茶に鉄分が入ると黒くなる。

 豆腐が美味い。


 ちなみに、日本人は水を「あまい」と表現したりする。


(2)日本食はヘルシーである。


 日本人は、縄文時代からタンパク質を、肉ではなく大豆から摂取してきた。

 タンパク質の含有量は、和牛16~18%、大豆16~17%とほぼ同じである。


 江戸時代のスタミナ源としては、味噌汁に豆腐をいれ、さらに、ひきわり納豆をいれる。

 ひきわり納豆を、味噌汁にいれてかき混ぜると溶ける。

 納豆をご飯にかけて食べることはない。


 また、江戸時代は、関西でも九州でも納豆を食べていた。

 納豆=肉 と考えていい。


(3)発酵食品が多い


 甘酒(お酒の粕をお湯で溶かして砂糖を入れたのは違う。これは粕米という)

ただしいい甘酒は、米麹に炊いたご飯を加えれ、お湯を入れ、かき混ぜて、コタツの中に入れておくと翌日には甘織飲み物ができてる。酒といってもアルコール発酵していない。

甘いのはブドウ糖である。またあらゆる栄養素が入っている。

点滴を飲んでいるのと同じ。



(4)その他


①日本には、「だし」の文化がある。


②日本で最も平均寿命の長い職業は?

・・・・「僧侶」である。


③沖縄県が長寿日本一県から脱落理由は?

・・・・肉を多く食べるようになったから。

 肉ばかり食べていると大腸がんになりやすい。


④長野県が日本一の長寿県になれた理由は?

・・・・歴代の知事が減塩運動と野菜を多く摂ることを奨励したから。


⑤江戸時代の方が、新鮮な魚を食べていた。

 理由。氷がない代わりに、いけすに入れていたので、食べる直前まで生きていた。


⑥江戸時代は寿司に醤油をかけなかった。煎り酒につけて食べていた。


以上です。