江戸時代の初期に武家屋敷で吹流しを門の外に並べることが流行した。(後に鯉幟になる)
そして、端午の節供用として、五色に染めたものが流行ってくる。
これは、中国の風習を取り入れたといわれている。
五色は古代中国の陰陽五行の思想か生まれたもので、この宇宙は「木・火・土・金・水」で出来ているという。
木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ずるとした。
だから、「木・火・土・金・水」の順序を変えることはできない。
これを色で言うと、木が青・火が赤・土が黄・金が白・水が黒となる。
吹流しもこの順序で染めてある。