古代の日本人は、鹿や猪など肉を常食としていたが、仏教が伝来すると、四足のけものの肉を食べると畜生道に堕ちるとして、鳥以外食べなくなった。


 しかし、山野に住む人たちにとって、小鳥や川の小魚だけではタンパク質が不足する。

そこで、うさぎを鳥とごまかしたのである。鵜と鷺(さぎ)の合の子とか、白サギの一種だと言い張った。

そのため、取ったうさぎも鳥と同じく一羽、二羽と数えたのである。