キリストの「最後の晩餐」の絵は、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたものだが、ヨーロッパで椅子にかけて食事をするようになったのは、15世紀以降のことである。


 キリストが生きていたローマ帝国の時代には寝そべって食事をしていた。これが当時の晩餐会のマナーである。

 ダ・ヴィンチは15世紀末の人、もうすでに食事は椅子がけになっている。

 神の子イエスが寝ながら食事をしている姿を描いたのではイメージダウンになるので、史実に反するが椅子かけの「最後の晩餐」になったのだという。