鏡もちに年神の神霊をのり移させて、そのもちを食べることによって、新しい生命を年神からもらいいただくという、古代の呪術的な風習が今日に伝えられたものである。

 古代の人は白くて丸いものに霊が移ると考えていた。

 移るから鏡というのである。神社の神鏡と同じである。

 

 また、昔は満月は最高の日であり、満月を望月(もちづき)といい、満月の日を望(もち)の日とも言った。

望と餅とで語呂が合う。

 古代の正月は1月1日ではなく、陰暦1月15日の望の日だったことも理由のひとつである。