危険きわまりない武器の使用
イギリス・ロンドンの連続地下鉄爆破事件で警戒中の警官が、テロとは無関係な市民を射殺してしまった。ブラジル出身の27歳男性。電気技師。出勤途中だったらしい。ロンドン警察は遺憾の意を表明する一方で、テロリストと疑わしき行動を取った警官の指示に従わない者は射殺するという方針は変えないと言っている。
「テロリストとたたかうためには『多少の犠牲』はやむをえない」ということだろうか、とんでもない間違いだ。
ひとりひとりのいのちは、かけがえがない最も大切なものである。いかなる理由があろうとも、人のいのちを奪うことは許されない。
目的達成のためには『多少の犠牲』もやむなしとする考え方は、テロリストの主張と同じである。テロの論理を認めるようなものである。よけいにテロリストたちを勢いづかせることになる。
7月23日の早朝、折しも私は「イギリスのテロ」というタイトルで、警官のピストルには使い道がないことをこのブログに書いた。私が最もおそれていたことが現実に起こってしまった。
暴力に対して暴力で対抗するのではなく、正義と道理を持って対処するべきである。
もしそれが無理だと考えるなら、自分たちの主張がほんとうに正義と道理にかなったものであるのか、厳しく問い直す必要があると思う。