休み明け10月11日(火)の参議院予算委員会に初登板します。
全閣僚を前に、現在審議中の「平成28年度第二次補正予算」に対する討論を行うのですが、正直、どうやって進めたらいいのか全く分かりません。
そうはいっても、話すべき事ってだいたい決められてるんでしょ?と思ってましたが…いえ、全然決まってないんです。全て自分で決めるんです。
補正予算案を確認し、今までの議論(衆議院の予算委員会の会議録と、現在審議中の参議院の会議録)を読み込んで考えをまとめ、原稿に落とし込んでいかねばならんのですが…
思考停止で固まる私に、ある女性の先輩議員がおっしゃいました。
「結局、一番伝わるのは、原稿なんてなくたって想いが溢れてくるような、そんなやつ。私は安保法制が可決された時の福山議員の討論が忘れられないわ」と。
早速、会議録を読み、過去動画をみて、
泣きました。
※国会審議の過去動画はコチラからご覧になれます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
平成27年9月19日(土)夜中の24時10分に開議した討議はこんなふうに始まります。
「今も、国会の周辺に多くの方々が反対の声をあげて集まって頂いています…この法案を何とか廃案にしたいと、少しずつ、一歩ずつ、勇気をもって動き出して頂いた皆様が、今この国会と全国で注目を頂いています…多くの国民の皆様に心からお詫びを申し上げます。今も恐らく祈りにも似た気持ちでこの国会を見て頂いているでしょう。でも残念ながらあと多分数十分もすれば、数の力におごった与党がこの法案を通過させることになるでしょう。本当に申し訳なく思います。期待して頂いた野党は力不足でしたが、それぞれの委員、それぞれの政党、それぞれやれることを国会の中で懸命にやらせて頂いたつもりです。そこは国民の皆様に信頼をして頂きたいと思います…」
沢山の野次に言葉をかき消される中で、思わず、
「最後ぐらい黙って聞け。あなたたちには武士の情けもないのか」
と声を荒げる場面も。
そして最後は、
「どうか、国民の皆さん、諦めないでください。闘いはここからスタートします。選挙での多数派などは一過性のものです。国民の気持ちを、どうか、ずっと、ずっと、この矛盾した、おかしな法案に、どうか怒りの気持ちを、何とかしたいという気持ちを持ち続けて頂いて、どうか、どうか、闘いをもう一度始めて頂きたいと思います」
と。
この動画を見て、ずっと何を言うべきか悩んでいた筈なのに、涙かわかぬ内に、原稿を書き上げる事が出来ました。
稚拙な言葉かもしれないけど、反対討論としては適切でないかもしれないけど、
この内容で、思いを、述べて参ります!