関東も台風一過の仲間入り

こちらは金曜日のハロ

放射状に雲と青空

先週の水・木・金の関東はほとんどが「くもり」の予報でしたが、

連日、「晴れ間も出るし雨もぱらつく」と

どっちつかずな方向もあることをお伝えしました。

はっきりしてよ、わかりにくいよ、と思った方もいらっしゃったかもしれませんが、

そういう空だったんです。

はっきり言える日はきっとはっきり伝えてると思うので、

きょうは「ひとつのマークを見ただけではわからない予報のブレがある」ということを

ラジオを聴いた方だけには汲んでいただきたいと「ぼんやり予報」もお伝えしています。

今朝の空

もう青空の割合が多くなってきてます。

もう晴れているところが多いですが、山陰はきのうから北風で低い雲がかかっています。

台風を振り返ります　きのうの１５時に温帯低気圧に変わりました。

東北地方にも低気圧が出来たことで、北からの空気を引き込むことなく、

温帯低気圧としても発達しませんでした（風はそれほど強まらなかった）。

実は（後出しじゃんけんになっちゃうけど）、今回のこの流れ、

スーパーコンピューターでは、結構前からかなり精度よく予想されていました。

…というのも、７：４４からの音楽を決めるため、

1週間以上前から「予想できる最も将来の天気」を検討しています。

今回も台風が来るので不謹慎な音楽にならないようにと考えていたところ、

北上してくる台風が２～３日停滞して、金曜の夕方に「雨の塊」となって、

九州北部にかかる⇒そのまま東へ、土曜日辺りに関東は大雨。

というシナリオは1週間以上前に出ていて、

結果、「台風の歌」はまだ台風が動かない水曜日に、

台風が上陸するかもしれない金曜日は無難な曲にしようと選びました。

さらに、水曜日くらいには台風らしき塊は関東に来るけど、

それとは別の塊が東北地方を横切り岩手付近に雨を降らせるという流れも出てました。

（こうなると、それほど風も強まらないかも）

台風の予報や雨量に関しては気象庁に従うという決まりがあるので、

先々のことを放送で私の口からは伝えられませんが、

もうちょっとこのあたりを

気象庁の解説で早めに伝えて欲しかったな（予報円、もう少し小さくならないかな）…という気持ちもあります。皆さんの所は大丈夫でしたか？？？

台風１４号のルート

東シナ海で偏西風に乗れず、

少し頭を押さえつけられて南下してるうちに勢力をぶり返し、

台風のまま福岡に史上初めて上陸、ほぼ東に進み、金曜の予想より早く温低に。

先週水曜日からの台風に伴う総雨量、

最も多かったのは高知県四万十町窪川の４０６ミリ

次いで宮崎空港の３７４．５ミリ、静岡伊豆の天城山の３３６ミリでした

北日本も釧路で１８３ミリ、岩手山田町２３５ミリの大雨に。

台風本体、というよりも台風に吹き込む南東風や台風前面の前線ほうが強かった。

　

東北や北海道の太平洋側も３０ミリ超の激しい雨が降った所も。

東京は昨日の朝８時前に３１．５ミリを観測しました（外が見えなかった時だ）

温低化しても低気圧が２つに分散されたことで、風の強まりが抑えられ、

九州は上陸前に非常に強く吹いたところがあったものの、

東・北日本はそれほど強くありませんでした。
最も強かったのが長崎壱岐空港３４．５メートルの北風、

次いで佐賀気象台の３３．５メートルの南風ともに台風最接近前ごろでした

今朝は台風や前線が通り過ぎて、涼しい空気が流れ込んでいます。

今日から明日にかけては広く晴れてさわやかな秋晴れ、洗濯日和

　

まだこのあと火曜から水曜に雨が予想されていますが、

南風などで気温が上がるので、半袖はとっておいた方がよさそうです。

東京も真夏日、札幌も夏日の予想があります

気象庁｜天気予報