今朝の空、
良く晴れていますが、地面付近がオレンジ色に霞んでいます。
これが「逆転層」。
澄んだ層との境目で気温の逆転(上の方が低いはずが高い)が起こっています。
放射冷却が強まって地面付近にチリやほこりが閉じ込められています。
(逆転層より上には持ち上がりにくい状況)
でも、富士山はくっきり。
拡大すると、雪が少ない…
富士山は冬型の気圧配置ではなく、南岸低気圧の時にたくさん雪が降ります。
ずっと冬型の気圧配置が続いていて、日本海側と雨量の差がはっきり。
この状況、少なくともここ2か月続いています。房総半島では給水制限のニュースも…
千葉の大多喜は54.5㍉で平年の19%、市原市牛久33.5㍉で16%
千葉市27.5ミリで17%と少ないですが、
さらに…
神奈川辻堂15.5㍉で8%、埼玉秩父4ミリで4%、群馬の伊勢崎1.5㍉で1%です。
詳しいデータはコチラ
もう空気も地面もカラカラです。
今日の気圧配置は南高北低、晴れて気温が上がる気圧配置です。
このあと日本海側も雨や雪が止む見込みです。
昨夜から今朝にかけての雨やこのあとの暖気で雪融けが進みます。
地面もぬかるんだり雪の山で歩きにくい所があるかと思いますし、
上からも固く締まった雪が落ちてくることもあります。
足元も頭上も気を付けて下さいね。
晴れるところは暖か、朝との気温差が大きくなります。
(今朝は福岡で初霜・初氷を観測しました)
あすは北海道の北を低気圧、本州付近を寒冷前線が通過。
本州の南を別の低気圧が東進。
早い所は明日の朝から降り出します。
南の低気圧の雨雲は東海や関東にはあまりかからず、
関東は曇っても雨は降らない予想です。
雨を待っている人には、もうちょっと陸地へ近づいてほしいところかと思います。
この雨のあと、北ほど強い寒気が流れ込みます。
そして、全国的な寒波は年越しにやってきそうです。