広島報告の続きです
こちらは呉市の天応地区

中学校の裏山が崩れてしまった地域です
 
ワイヤーネットが設置されています
 
この地域は危険地域に定められていましたが、今回、広島では指定された地域での被害も多かったそうです。
この表示、とても分かりやすい。高い土地だから高潮などからは守られるけれど、土砂では×
各地の言葉でも示されています
 
川には監視カメラが設置されていました
 
こちらも土砂を防ぐ作業中でした。
この地域では、逃げようとしていたのか、車の中で命を落とした方がいらっしゃったそうです。
 
いざ逃げようとしたときには、家の前の道路は急流、道路との境がないくらいの川は相当怖い音を立てて流れていたことでしょう。そして裏手には山。
「建物の2階以上、なるべく崖などから離れた部屋で」という表現でいいのかな?と
注意喚起の言葉ももっと工夫しないと…とも思いました。
 
ただ、全国のラジオという状況で一人一人に届けるのは難しい…やっぱり、地域の人やラジオを聴いて「危ないな」と思って知らせてくれる方々など何かの形で届いて欲しいと願いました。
 
真砂土、本当にさらさらしていました。雨が降っていたら、この時も歩くの怖かったかも。
かなり太くて頑丈なネットがまず、「当たったら大変」という大きな石をキャッチするのが目的だそう
まだ大雨が降ったら怖いと思います。ある程度整うまで大雨が降らないでほしい…
 
こちらは平成26年の豪雨の被災地。だいぶ工事が進んでいました
この時はわたしは早朝出勤をしていて「同じところ(広島の一部)に雨雲が停滞、
記録的短時間大雨情報も出ているし、大丈夫かな?広島中心部との位置関係とか、
土地の特徴はどうなんだろう?」と心配していました。
日が昇ってヘリが飛んで映像をみたら、
まさかこんなにたくさんの家が建っていたとは…と衝撃をうけた場所でした。
 
広島の被災地をみて感じたのが、山と海が近くて、あっという間に山の景色になること。
低い土地を避けて高台へ…が、さらに山を切り開く形になっていて、
生活していたら客観的に地形を感じないけれど、遠くから見るとすぐ裏が山という地域が多い。
注意喚起もかなりきめ細かな表示もされているし、監視体制もしっかりしている中で、
想定外の大雨の怖さを痛感しました。
生活している方、復旧作業している方、これから暑さや雨の季節になります。
私もこの景色を思って放送しようと思います。
まだまだ至らない点もありますし、苦情もたびたび来ますが、
いい加減な気持ちでマイクに向かっているのではない、というところは
苦情を寄せる方々にも届くといいな、と願ってます。
昨夏、休日出勤や臨時放送をたくさんした経験を活かし、今夏に臨もうと思います。
 
今回は、気象キャスター仲間とともに巡りました
その前に広島・岡山を一人で観光したところも後々紹介しますね