21時の気象衛星画像。
台風24号の雲は丸い形と大きな目を保っています
沖縄付近の雨雲の様子
21時発表の最新情報
では夕方よりも南側を通る可能性が出てきました。
今回は、前回の21号より東西に横に寝たコースを進むと見られるため、
台風の進行方向右側に入るのは、近畿南部・東海・関東甲信・東北南部の太平洋側とみられます。
特に近畿南部や東海地方で21号よりも台風の影響を強く受ける恐れがあります。
そして
台風の進行方向左側も要警戒。
今回の台風は、2004年の23号と似たコースをたどる可能性があります。
2004年の23号は京都の舞鶴市で冠水した道路に観光バスが立ち往生して、
乗客がバスの上で救助を待った様子が報道された台風です。
このときのように、特に中国・近畿北部・北陸付近は
日本海側からの強い海風を受けて発達した雨雲が流れ込み、
むしろ太平洋側よりよりも雨が長く降る恐れもあります。
東北や北海道も台風が速度を上げて進むため暴風が早くから長く続く恐れがあります。
前回の台風21号で被害が小さかった地域で、今回被害が出ることもあるので、
前回は大丈夫だったと思わずに万全の備えをなさって下さい。
そして台風が近づく前に
前線が北上します。
台風最接近の1日半くらい前から雨が降り出し、
太平洋側を中心に大雨になったところに台風が近づきます。
台風本体の雨風が強まったときには、
道路が冠水していて移動できない
…など、
前線の大雨による影響も考慮し、ぜひ「最も近づく」とされる前に安全確保をなさって下さい。