いま、大変な状況で、ゆっくりとお休みになれないかたもいらっしゃると思います。
この2日間の雨量、統計史上1番の大雨になっているところが多いです。
今週初めに、予報資料を見た時、「こんな降る」と信じられませんでした。
これ1日でも降ったら大変なことになるのに、雨域が動かない…
気象解説をして20年、平日はほぼ毎日資料みていても、ほとんど見たことがないくらいの雨の予想でした。
これもあって、気象庁でも7月4日に「長い期間の大雨に警戒」という情報を出していたのでしょう。
わたしもその危機感をもって金曜日までの通常の放送枠で伝えようとしましたが、
きょうも臨時出演することになるほど大変な大雨になってしまいました。
当たってほしくない予報も当たってしまうんだ…とコンピューターの精度も改めて知りました。
自然を変えることはできないなら、なんとか災害に遭わずにやりすごせるように…。
ラジオ+全国…というほんとにザックリな情報しか伝えられない仕事で、
こういうときは地元のテレビなどが一番頼りになると思いますが、
それでも何か聴いて下さる方の記憶に残れば…と日々考えています。
まだ同じところに雨雲がとどまっています。全体的にみると弱まる傾向ですが、
まだ黄色や赤、紫の部分の発達した雨雲の下では大変な降りです。
0:40、岐阜の美濃市付近で約100ミリの雨が降ったとみられる記録的短時間大雨情報が出ました。
そのほか四国や紀伊半島でも、
普通の夏の夕立でも「キャー怖い」と思うくらいの雨が、記録的な雨の所に降っている状況。
是非、これ以上の災害が起こりませんように。
岐阜の山で降った雨が、このあと北陸東海各地の川を増水させることも…
あしたは充電します、また月曜日からよろしくお願いいします