西高東低の青空の土曜日、めずらしく岐阜の気象台の風向風速計も元気だったようです
。
というのも、岐阜の気象台は日ごろそれほど風が強まらないようです
。
土曜日の夕方、岐阜地方気象台を見学させていただきました。
風向風速計の写真を撮ったのは
屋上の螺旋階段をのぼった所です。地上から23m
のぼるのは大丈夫なんです
。
富山の気象キャスター木地智美ちゃんと、高いところまで上ったのでたくさん写真を撮りました。
東側。
南側
西側
金華山(山の上にお城
)
降りるときはゆっくりと
屋上には日照計も
筒の中に30秒ごとに回転するセンサーがあって、光を観測しています
これ、なかなか近くでは見られないそうです
。
…というのも、影になるものがないように、かなり高いところに設置されることが多いそうです。
でも、岐阜気象台の南側は…
かなり開けています。
これならそれほどの高さは要りません
。
近くで、30秒に1度回転している様子も見ることが出来ました。
そして、マニアックな視点で紹介したのがコチラの露場
積雪計、気温計、(接続ボックス)、雨量計、感雨器が一直線
これ、なかなか他ではないような…初めて見ました
大きいほうから見ると、他のが見えない
小さいほうから見ると、背の順
。
気象台の職員の方も「たしかに、1列ってあんまりないかもね」と笑っていました。
気象台のサルスベリ。開花は8月21日で、平年より36日遅く咲きました。
桑の葉。発芽と落葉を観測しますが、落葉すると、そうとうこんもりしそうですね
岐阜放送局の望月豊アナウンサーも一緒に見学しました。望月アナも気象予報士です。
右側は、気象台だけでなく岐阜県内を広くご案内くださった気象台の嶋川さん。
(まえに前橋の気象台に見学に行ったときにも、お話を伺いました)
この日の岐阜は34度の予想でしたが、32度どまりでした。
16時からの打ち合わせでは乾燥注意報の継続の検討や、
静岡や長野側からの雨雲のかかり方などについて引継ぎが行われていました。
飛騨地方の山の雪などを観測しているのかな?と訊いて見たら、
「雪山は見えないので、観測してないですよ」とのお答えでした。
大きな県で、飛騨と美濃の天候の違いも大きそうだし、
先月は記録的短時間大雨情報が頻発したりなど、
ご苦労もいろいろあるんだろうな…と勉強させていただきました。
今日の岐阜は最高気温は30度に届きませんでした。
朝は各地涼しくて、陽射しが少なかった関東以西は、気温が上がりませんでした
。
奄美地方の喜界島では50年に1度の大雨。
14時までと16:20までの1時間にそれぞれ120ミリの雨が降ったと見られ、
記録的短時間大雨情報
実際のアメダスでも110.5ミリを観測。
3時間で264ミリ(9月の月間雨量の1.5倍以上)の大雨になりました。
この時間は九州でも広く雨が降っています。
土日に晴天をもたらした高気圧が遠ざかり
、西から前線が延びてきます。
水曜日にかけて西から雨の範囲が広がっていく予想。
次に広く晴れるのは土曜日。
大きな高気圧に進んでくるので、また爽やかカラリとした晴天となりそうです。