台風9号は、午前2時に「強い」勢力になり、
7時ごろには台風を取り巻く発達した雨雲が都内にもかかり始めました。
臨時放送の合間にスタジオの外を撮ってみました。この様子を9時の放送で伝えました。
台風は9時現在、伊豆諸島の新島付近を北上中です。
台風は中心より北側に非常に発達した雨雲が広がっているため、
台風が最も近づく時間帯よりも早く、雨風のピークが来ることが特徴です。
八丈島では台風が最も近づく前、午前2時までの1時間に、
八丈町付近でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ
記録的短時間大雨情報が出されました。
八丈島のアメダスでも1時間に86ミリの雨を観測(1:45)、
八丈島空港では50.9メートルの最大瞬間風速を観測しました。
今後、台風の進路に当たる関東から北海道の方は、
ご自分の地域に台風が最接近するよりも数時間前から雨風が強まることに注意して、
備えるようになさってください。
11号の時にも書きましたが、台風の進行方向右側は風が強まるエリアです。
今予想されるコースを北上した場合は千葉・茨城、東北の太平洋沿岸、北海道東部が
その風の強まるエリアに入る恐れがあります。
非常に激しい雨に加えて、暴風や高波に警戒が必要です。
波は、相模湾で7m、関東から東北の太平洋側の外海では8mの予想です。
雨風のピークは、関東甲信や静岡が夕方頃にかけて
北陸や東北は昼前後から広く雨で、夕方以降がピークです。
恐怖を感じるような雨の時には、外出は控え、
屋内でも落雷や突風による事故や停電にも気をつけてください。
きのう夜11時過ぎに釧路付近の上陸した台風11号は、
今朝3時に温帯低気圧に変わりました。
すでに、これまでの台風などで大雨になっている中、けさは前線による雨が降っています。
北海道は午後から広く雨となり、
あす朝には台風9号が北海道に達するとみられ、
あさっての朝までに多い所で350ミリの雨が予想されています。
今後も、最新の気象情報・交通情報・地元自治体からの情報にご注意ください。
雨雲レーダーを見られる方は、こまめに確認するようにしましょう。コチラ
(本州の日本海側も、前線の影響など雷雨になるところがあります)
いま、両親や弟家族は旅行で千倉にいるようで、動画が送られてきました。
念のため、
危ないからガラスから離れてカーテン閉めておくように伝えました。
台風の進路に当たる地域を中心に、
あすにかけて、不要不急な外出は避け、「いまここは大丈夫」と思って出ても、
交通機関が乱れて目的地までたどり着けないこともありそうですから、
余分に食料や飲料や電源を確保しておいた方がよさそうです。