1月に富山に行ったとき、夜ごはんを一緒に食べた木地智美ちゃん(このとき)に
「みゆきさん、山に行きましょうよ」と、かわいい笑顔とステキな写真に勧誘され、
首を縦に振ってしまってから3カ月…。
予定された4月16日が近づくにつれてドキドキが増しました。
ちょうど立山黒部アルペンルート開通の日、
一度行ってみたかったけれど「きっと私は一生行かずに終わるだろう」と思ってた場所。
山、雪、足場が悪い斜面、寒いかも…苦手なものだらけです。
超アウェー感を味わいながら、山ショップでグッズやウエアを買いました。
智ちゃんからは「困ったことがあったらなんでも訊いて下さいね」とメールをもらい、
菊池真以ちゃんからの「私の山グッズも貸します」と嬉しいアシストもあり、
心やさしい二人の後輩予報士に支えられ、富山に向かうことができました。
本当にありがとう。
(以下、「どこが不安だったんだ」と思われそうな写真たちですが、山の怖さも知りました。知る前の写真たちなので、後で私が学んだ注意点も記します。)
16日朝の立山駅。
ケーブルカーも「見やすい位置に立ってて」と導いてもらい、
バスに乗り換え
バスからの景色(大きな杉)
落差日本一という称名(しょうみょう)滝。
富山平野や日本海、能登半島が見えたようです(私はどこがどこだかわからなかった)
富山湾では、この日、長い時間蜃気楼が見えたそうです。
蜃気楼がよく見えるほど、翌日は荒天…といわれているそう。
確かに翌日は、筆舌に尽くしがたい荒天でした。
人生初めての標高に入ったあたりです。
そして…ようこそ
フォトスポット①雪のカレンダー
このように、雪の壁の縞模様が今季いつごろの雪かを示しています(上の写真のリボン)。
フォトスポット②最高地点の看板。
智ちゃんの山仲間の、上野さん・池ちゃん・希ちゃんに混ぜてもらって
5人パーティで行動しました。
みなさんが本当に心の寛い人だったので、楽しく過ごせて、
無事に山を降りることができました。
フォトスポット③雪の壁
ポイントはバスを入れることだそうです。(バスとの差で壁の高さがわかる)
バスにひかれる前…みたいなショットになってますが、
去年の19mだったら、さらに6m高い…バス1台以上高いかな
ということで、この日は非常に天気が良くて寒くもありませんでしたが、
翌日は荒天。
ここで改めて知ったことは
①装備は万全に
②地上よりも早く大きく天気が崩れる
ことです。もう、山のベテランさんには当たりまえの話ですよね。
私の黄色い上着は「次にいつ着るかわからない」割には
立派な(高価な)ものを買いました。
苦手意識を気に入った色の服で克服しようとしたのと、
「初心者は用具をしっかりしないと足手まといになるかも」と思ったからです。
昔からやってるテニスや水泳なら、
専門の用具じゃなくても(代用品でも)何とかなる…と自分の限界と付き合えますが、
山での自分の限界が、まだわかりませんでした。
お店の人にも「どんな暴風雨にも負けませんよ」と太鼓判を押してもらい、
確かにどんな暴風雨にも耐えることができたのは、ちゃんとした用具のおかげでした。
荒天の原因だった日本海低気圧…南風のち西風の暴風。
明日から明後日も山は要注意です。今回、自分で山の天気を知ったことで、
4月25日の放送から「29日は冬型+強い寒気が流れ込む。
雪や風に気をつけて!いつも行ってる人でも冬用装備で無理せずに」と
GW序盤の山の注意を、心をこめて伝えることができました。
私の天気予報なんて微力なものですが、少しでも注意喚起できていたら…と思ってます。
また、明日、ステキな山の写真の続きをご紹介しますが、
本当に3~5日の荒天には気をつけてくださいね。