昨日の夕方、
東京都心部を覆うように
真っ黒い雲が垂れこめて来ました
。
低い部分の雲が
ぐるぐる渦巻いていて、
こんなのあまり見たことないな～
と思ってほどなく…
大粒の雨
が降ってきました。
レーダーの画面を見たら
都心部に
非常に激しい雨を降らせる雲がかかっていました。
東京にも
記録的短時間大雨情報が出され、
台東区付近で
5時半までの1時間に約100ミリの雨が
降ったとみられます。
都心のアメダスでも1時間に71.5ミリ…9月としては統計史上3位となる激しい雨でした。
その後も、各地で局地的に猛烈な雨が降りました。
大阪の池田市付近でも
23時半までの1時間に約100ミリ、
0時までの1時間に約120ミリの雨が降ったとみられ、
それぞれ記録的短時間大雨情報が出されました。
3時には宮城県
石巻市付近と東松島市付近で
それぞれ約120ミリの雨が降ったとみられ、
記録的短時間大雨情報。
このころ、千葉の房総南部の雨量計でも
1時間に90ミリの猛烈な雨を観測しました。
そして北海道でも…
苫小牧市付近から札幌市にかけて同じような所に雨雲がかかり続けました。
4時までの1時間に支笏湖付近で約100ミリ、
さらに5時半までの1時間にも約100ミリの雨が降ったとみられ
記録的短時間大雨情報が出されました。
5時35分に石狩地方に大雨の特別警報が出て、
7時47分に空知地方、
8時すぎに胆振地方にも
大雨の特別警報が発表されました。
去年の運用開始以来北海道では初めてです。
記録的短時間大雨情報は
きのう胆振地方に5回出されましたが、
きょうも3回…計8回出されています
（きょうは苫小牧市付近
苫小牧のアメダスでも８時48分までの1時間に
100ミリの雨を観測しています）
そのほかの地域も含めて
9月として記録的な激しい雨が降ったところがあります。
石巻市や新千歳空港では3時間で
9月1か月分の雨量を上回ってしまっています。
きょうは5時半以降、
11時まで
いつもよりも9回多く
気象情報をお伝えしました。
「あさいちばん」のスタジオでローカル天気を伝えた後
3分後にニューススタジオに移る…
ということもたびたび。
その間に、近畿～関東で
小さい規模の積乱雲が続々と発生してきました。
いまは規模が小さくても、
このあと範囲が広がったり、しばらく停滞することで、
災害につながるような大雨になる恐れがあります。
…もう、たくさん話したので、お腹がいっぱいかもしれませんが、
とにかく「事前のサインを察知」が大切です。
空が急に暗くなる・ひんやりした風に変わるのは大きなポイント。
実際、きのうの都心も写真のように空が暗くなったり、雨の前後で南風
が北風
に変わり
30分で3度気温が下がってます
。
視界が悪くなるような雨が30分も続くと、道路が川のようになるなど
移動や避難が困難になることがありますので、早めの安全確保をなさってください。
明日は関東など本州は大気が安定してくる予想ですが、
北海道は明日まで不安定な状態が続きます。
ゆみっきーにバトンタッチしたので、これにて失礼します。