これは9時ごろの雨雲レーダーですが、
このレーダーに捉えられないような弱い雨が
降っている所もありました。
太平洋側では激しい雨に注意が必要な地域があります。
夜は、四国や紀伊半島南部、東北南部の太平洋側で
雷を伴って激しく降る恐れがあります。
暗い時間帯です。雨の降り方や雨による災害にはくれぐれもご用心ください。
もうひとつの注意点は、寒さです。下は横浜の予報。
15度に届くか届かないかで、「晩秋」もしくは「もうすぐ師走だな」ってくらいの気温です。
そのほかの各地も、晴れた昨日よりも体感温度は大幅に下がりそうです。
でもこの雨、降っている間は寒いですが、実は暖かい空気を残してくれます。
雨が上がって、日差しが出るとグッと気温が上がります。
関東の最高気温は25度前後。
関東以西はもっと気温が高くなるところも。
ひと雨ごとに秋が深まる...ではなく、深まった秋がちょっと浅まりそうです。体調を崩さないように、ご用心ください。
きのうは、こんな施設を見学しました!!
杉並区にある取水施設です。
ここは、近年多く発生する内水氾濫(都市部での浸水や冠水)を防ぐための施設で、
環七の地下に巨大トンネルを作って、雨水を流す仕組みなどを説明していただきました。
この地下です。
まずは、別棟で模型やスライドで説明をしていただき、
200段以上...14階くらいに匹敵するそうです。
頑丈な2枚扉の向こうには、
大きな穴と暗い池。
(ここからは懐中電灯の明かりだけで写真を撮りました)
水位を超えた川の水は、この穴から地下水路に流れ込みます。「ジャー」とか「ゴー」という騒音を防ぐため、壁伝いにらせん状に落ちるようになっているそうです。
晴天のきのうは、水が流れ込む恐れはありませんでしたが、
このトンネルにより、時間50ミリ程度の集中的な雨で起こっていた浸水害は防げるようになったそうです。
私たちが立っている所まで水がきちゃうと、ひいた後は泥が溜まるので、手作業でお掃除するそうです。
近くの小学生(中学生だったかな?)の書いた壁画。
こんな高くて暗い天井にどうやって描いたんだろ?と思ったら、
学校で描いたものを、大人が運んで張り付けたそうです、ホッ。
その上の真っ暗なのが環七の地下トンネルです。
ここ10年くらいで、東京23区西部(内陸)で特に
短時間に降る激しい雨が増えていますが、神田川などの氾濫は減っているそうです。
暗いトンネルは子供の頃の探検ごっこのようにスリル満点でした。そして、地上に出たときに、太陽の光と風のありがたさを実感しました。
もう一か所、都庁にある東京都建設局河川部も見学させていただきました。
わかる方は川の流れで23区のどのあたりか判ると思いますが、
赤で囲った4か所は、(左上から)池袋↓新宿 上野↓東京駅。
こう見ると、池袋や新宿は高台に、上野は東と西で高さが異なり、東京駅は平地、さらに荒川周辺の墨田区・江東区付近が最も標高が低くなっています。
京浜東北線より西側と東側で5mくらいの差があるそうです。
私が想像していたところは割と高かった(葛西などの荒川河口付近)。
土砂災害警戒情報が23区に出ると「??」と思う方がいらっしゃいますが、意外と23区内でも高低差があるので、油断大敵。
気象庁と自治体(東京都)が共同で水防活動を行う現場を実際に見学できたのは貴重な体験でした。
明日の夕方には、
またこんな風景が見られるかな?
きょうはこれから有明にテニスを観に行ってきます!!