低気圧や前線の雨雲がほとんど離れました。
かわって西から高気圧に覆われてきています。
この雨雲を追い出した西よりの風に乗ってやってくるのは・・・・・
黄砂です。
すでに今朝は西日本で
観測されています。
本州から九州で広く晴れる見込みですが、
久しぶりの青空に黄砂が混じっていそうです。
(黄砂飛来は今日だけの予想。)
九州~東北の今日の注意点は
1、黄砂
2、黄砂を運ぶやや強い西風(海は高波)
3、紫外線
4、大雨の後です。川はまだ濁って増水していたり、地盤が緩んでいる所もありそうです。
たとえば、山口市はこの3日間で300ミリの雨が降りました。
雨の季節・6月や7月の月間降水量が300ミリ前後ですから、
梅雨時としても記録的な雨です。
そして、関東や東北の太平洋側は、
5、暑くなる!!ことです。雨上がりの暖かい空気に陽射しやフェーン現象が加わります。
(9時半の東京は19.7度でまだ曇り...予想の28度には陽射しと強めの南西風が足りません。)
小田原と静岡は30度の予想。小名浜も24度です。
←コチラは小田原ですが、30度まで上がったあと、
翌朝には11度まで下がる予想。
気温の変化が大きいです。
明朝、気温が低くなるのは、
関東付近も「湿度が低い5月の空気」に入れ替わるから。
今日はムシっとした暑さ、明日はカラッとした暑さになるでしょう。
週末も晴れる所が多いですが、
北海道や東北の日本海側は明日まで雨や強風。
札幌のソメイヨシノはきのう満開になったそうです。お花見は日曜日がおススメです!
月曜日の晴れで始まり、金曜日の晴れで終わる(はず)。今週もありがとうございました。
★★お知らせ★★
このたび、【身近な気象の事典(東京堂出版)】が発売されます。
「これまでにない事典を」とのコンセプトで、私も出版会議に召集されました。
本当に大先輩・気象界の大御所の皆様とご一緒できて、私自身も貴重な経験となりました。そんな若輩者の私の見せ場は・・・・・
なんと、〈はじめに〉の後の〈お絵かき目次〉!
編集会議で「皆さんに親しんでもらえるように、イラストの目次なんてどうですか?」とホワイトボードに絵を描いてみたら「いいんじゃない?」との流れに...。
テキトーな絵には定評がありますが(笑)、ちゃんとした絵は(焦)。それからの私は本文の執筆よりも、お絵かきが大課題に。
去年の夏、よく図書館に行っていたのは、このイラスト書きのためでした。
この本を手にとって、まず、昨夏の猛暑の中の図書館への道がよみがえりました。
でも、編集の時点から、この事典のコンパクトなわかりやすさに感激。
・雨の降り方・風の強さ、
・過去の気象災害
・季節の言葉
・新平年値などなども載っていて、
本当におススメです!!
お手元に置いて、テレビやラジオの天気予報を見聞きしたら...私たちがいらなくなっちゃうかも(笑)。