鹿児島県指宿市付近に上陸しました。
今年初の上陸台風、九州に上陸したのは6年ぶりです。
このころに激しい雨が降っていたのが宮崎県。
宮崎空港では1時間に96ミリの雨を観測しました。
発達した雨雲の帯が四国地方にかかり始めました。
太平洋から南北に伸びていて、北上しています。
雨雲の方向と進む向きが重なっているので、大雨になる恐れがありました。
帯はゆっくり東に移っています。
9時20分までの1時間に
高知県仁淀川町池川で94ミリ。
10時10分までの1時間に愛媛県四国中央市で93ミリの雨を観測しました。
いま、ラジオセンターでは、ひっきりなしに「土砂災害警戒情報」「竜巻注意情報」を知らせるアナウンスが鳴っています。
西の方では、大雨で地盤が緩んでいたり川が増水していたりする中、竜巻が起こるかもしれないほど発達した積乱雲がかかる恐れがあります。
※この台風は9時に温帯低気圧に変わりました。
ちょうど「変わるかどうか」というころに、NHKの13階も長くグルグル揺れました。
9時19分には関東や東北南部で震度4を観測する地震もありました。
ただ、台風じゃなくなっても、熱帯の空気を前線に送り込んでいることには変わりません。
引き続き、大雨による災害に警戒をなさってください!
けさ、家を出る時(そのころ台風が上陸してとは知らず...)
タクシーの乗り降りのちょっとの間にびしょぬれになるほどでした。
...このエコーでこんな話をしたら、今怖い思いをしている西の方の方々に申し訳ないくらいです。
東京は8月27日の明け方ごろに雨が止んで以来の久しぶりの雨でした。
雨が少なかった関東も、きょうは雨が降りやすくなります。
竜巻の被災地が心配です。
最も被害が大きい所ではなく、
駅から桜井南小学校くらいにかけて。
小学校は段ボールで割れたガラスを補って、教室からは元気な声も聞こえてました。
ただ、学校の周りの歩道には、恐ろしい落し物が(左)。
また、屋根を飛ばさされてしまった商店や、高圧線にトタンが引っかかってしまった(右)状態をみて、
竜巻の恐ろしさと局地的さを目の当たりにしました。
この局地的な激しい現象を「いま、あなたの所です!」ときちんと予報するのは、
気象庁のスーパーコンピューターをもってしても難しいだろな...と痛感しつつ、
でも、なんとか「予め察知する・防ぐ・逃げる」方法をとれるようにしなきゃ...と心を新たにしました。
竜巻に関しての記事も書いたので、のちほど「日経ウーマンオンライン」のHPをご覧ください。