第二章 「今やるべき事、これからやる事」
「採用試験への準備と対策」で
前回は「集団面接」のロープレテクニックを紹介
今回は「グループディスカッション」のロープレテクニック
をご紹介します

「グループディスカッション」のポイントとしては・・・
・ チーム、集団としての考え方
・ 自分の意見の発表
・ 他人の意見への傾聴
「グループディスカッション」の主な種類としては・・・
① ディスカッション形式:フリートーク・ブレインストーミングなど自由に意見を出し合う
必ずしも結論を出さない/自由奔放意見歓迎/質より量/意見の結合と発展(改善)
② ワーク形式:実習型・成果物とプロセスを重視する
必ず結論を出す/協調性と協業力/量より質/グループとして発表
③ ビジネスシュミレーション形式:実践的戦略的ケーススタディシュミレーション
必ず結論を出す/与えられたテーマへの企画力・分析力/業界知識等要求される
例としてワーク形式5名の場合(複数グループでのロープレ実施が理想)
① 5人それぞれの役割分担を決める(作業時間20分)
■司会進行役:進行役として議論の進行と流れをつくる
■書記:全員の意見を見やすくまとめて情報の共有を図る
■発表者(プレゼン担当):書記のまとめたメモを基にグループの議論の結果や成果を発表する
■タイムキーパー(グループ作業時間管理):時間の管理をして全体の流れをコントロールする
■アイデアマン:積極的に意見を出し議論を盛り上げる
② 与えられた「テーマ」について出された意見に優先順位を付ける
③ グループとして結論を出す
④ 結論に至ったプロセスを含めプレゼンのシナリオを決める
⑤ グループ討論内容も含め成果を発表する(各グループ発表時間5分間)
■チェックシート※1による具体的採点を実施
⑥ 各グループ内での振り返りと他グループからの意見・指摘された事項の振り返り(20分)
■チェックシート※1の採点で合・否判定をする
このロープレで大事なことは・・・
・ 全員が役割分担をしっかり実行できたか(グループ・個人評価)
・ メンバーが仲間意識を持ち協調性を発揮し協業できたか(グループ評価)
・ 作業時間内でしっかり結論を出し成果物を発表できたか(グループ評価)
・ 役割分担についてあらためて各自で得意な役割を再考する事
・ 振り返りは常に全員で共有し納得できたか確認する事
※1チェックシート(個人評価シート)の採点は・・・
先輩や就職課の先生(理想はキャリアコンサルタント等)に依頼する事
※1【チェックシート例】5段階評価×6項目(30点満点で25点が合否ライン)
■ 役割完了ポイント
■ 積極性
■ 協調性
■ 意見発言度
■ 気配り度
■ その他(作業態度や総合評価点)
以上、ロールプレイングをしっかり準備し
面接への戦略的対応が重要な事と確信しています

【ロールプレイング関連サイト】
・インバスケット研究所
・本気の就職
ではまた次回まで