昨年10月1日にキックオフした 就職活動支援
第二章 「今やるべき事、これからやる事」
「採用試験への準備と対策」
年が明けて企業へのエントリーシート提出が本格化して
書類選考を見事通過すれば
採用試験への準備と対策になります

採用試験は大きく分けると「筆記試験」と「面接」になりますが、
まずは「筆記試験」をテーマに進めていきましょう
筆記試験への対策としては事前に市販の問題集などで練習しておく事
につきます

以下のような筆記試験が実施されていますが多くの企業では適性検査が
重要視されています
以前にも述べましたがそこが「入学試験」と大きく異なる点です
1.適正検査
SPI2、 GAB・CAB、Y-G検査、クレペリン検査など
総合的に適正を判断でき効率的に結果を得られるので多くの企業で実施されている
設問数が多く時間配分がポイントなのでとにかく慣れておく事が重要

SPI2:「言語」「非言語」の分野の能力検査と性格検査
GAB:「言語理解」「計数理解」長文読解と表を読取る能力検査と性格検査
CAB:「暗算」「法則」「命令」「暗号」法則性や暗号解読能力検査と性格検査
Y-G検査:120個の質問回答から12個の性格因子を調べ性格特性を判断
クレペリン検査:一桁の足し算の作業量と精度により作業能力や性格・職務適正を判断
他には、・・・
職場への適応力をみる「DPI」や
試験というより職業選びの参考になる「GATB」などあります
なおSPI2からSPI3にバージョンアップされる予定もあります
2.一般常識
国語、数学、理科、社会、英語など基礎教科の学力レベルを測る
一般常識と言っても自分にとって得て不得手はあるもの、
入学試験のような丸暗記ではなく
市販の問題集で出題傾向を掴んでおく事がポイント

時事問題にも共通しますが、新聞の社会面や政治・経済・国際面などの記事の内容を
理解出来るようにしておきたい
3.時事問題
国際情勢、経済、産業問題、社会人としての知識・常識・教養など
国内だけではなく世界中で起こる事件・紛争・経済状況・環境問題や
応募企業の業界情報まで
日頃の幅広い情報収集が必須

社会情勢への関心度を企業は重要視するので、最低でも試験当日の
日経平均株価と円相場などはしっかり確認しておく事
4.小論文
テーマを決めた出題が多く
時事問題の知識や文章力、論理的思考が出来るかなどチェックされる
普段から慣れていなと自分の意見を文章化するのは難しく
なおかつ制限時間内に制限文字数でまとめるためには・・・
事前練習が一番

・友人等他人に客観的に評価してもらおう
・漢字が間違っていないか
・文法がおかしくなか
5.専門知識
業界基礎知識、スキル、資格関連など
特定の職種(医療・研究・情報処理・介護など)を志望しているなら必須条件です
職種別採用でなくても業界知識・業界用語や業界動向など業界研究を見直しておこう
改めてOB・OG訪問などで出題傾向を確認出来れば鬼に金棒かも

6.Webテスト
インターネット上で受験するテストで、性格検査や言語、計数、英語など
制限時間とテストセンターなど独特の実施環境との戦いといえます
実施している多くの企業の筆記試験では最初の難間です
とにかく市販の専門書をしっかりこなして準備しておく事がポイント

そして試験会場での注意点として・・・
・遅刻やキャンセルは厳禁
大勢の中で違う態度をとっていると、かえって目立ち良い印象をあたえません
普段の癖がでたり雑談するなどリラックスしすぎるのもマイナス要因です
・携帯電話は机の上には置かない(電源を切って鞄のなかへ)
カンニングや集中力の欠如などつまらない誤解を招くのもマイナス要因です
・試験を受ける態度や問題に対する姿勢も重要
試験開始前、終了時の態度や、制限時間まで全力で問題に取組む姿勢はプラス要因です
以上、筆記試験への準備と対策をしっかり理解し
基本的対応が重要な事と確信しています
次回テーマは「面接」です
【筆記試験関連サイト】
・模試
・SPI
・WEBテスト
ではまた次回まで