久米宏さんの訃報に接して

 

昨日は本当に頭の中が空っぽで何も考える事が出来ずにいたのですが

とても大切な一つの思い出をお話ししたいと思います

 

TBSラジオで毎週土曜日の午後1時から2時間

「久米宏 ラジオなんですけど」と言う番組がありました

久米さんのラジオ番組と言うことで、放送開始から最終回まで欠かさず聞いていました

 

毎週メールのテーマが出され色々な立場の方がメールを送って

そのメールから色々な知識をいただいたり

ほっこりしたり、笑ったり・・・

 

そんなある日(2016年5月7日放送回)

「私の中の男と女」と言うメールテーマが出されました。

普通に暮らしていてもふとした事でいわゆる異性っぽい仕草が表に出たりするものです

久米さんも「性別と言うのは白黒はっきりとしている物ではなくてグラデーションがあるものだと思っています」

とおっしゃっていました

 

そしてそのメールテーマは私にとっては自分自身そのものだと思ったので

自分の気持ちを隠さずにメールにしたため送りました

 

以下がその時のメールです

 私には二つの名前があります

 一つは親がつけてくれた男性の名前

 もう一つは自分でつけた女性の名前です

 自分としては後者の方がしっくり来ます

 割合としては6:4か7:3くらいで女性が強いという感じでしょうか

 子供の頃から女子になりたい願望があり

 50近くなった今でもその気持ちは衰えず

 性転換こそしていませんが(当時のメールでは性転換と書いてしまいましたが、性適合とすべきでした)

 化粧をして

 女性の衣服を着て外出したりします

 

番組のおしまいに、性別で悩みを抱えてる方のメールの後に

私のこのメールが読まれました

 

初夏の暖かい空気の中、散歩しながらラジオを聴いていたので

思わず足取りが軽くなったことをよく覚えています

 

その後も何度かメールを送りましたが採用されず

これが唯一久米さんに読んでいただいたメールになりました

 

メール本文は行方不明になっていたのですが

今は置物になっている古いパソコンのなかに

奇跡的に残っているのを見つけました

だから放送日がわかったのです

 

もしも叶うのであれば久米さんが読んでいる音声をもう一度聴いてみたいのですが

残念ながらユーチューブ等に音声は残っていないようですね(著作権違反にもなりますし)

 

でも、心の中にその時の久米さんのお声はしっかりと残っています