双子君達の心臓が止まってしまった翌日から、二人を出産するための処置が始まった。







朝9時前。


看護師さんが来て、痛み止の座薬を入れてくれた。




ドキドキしながら、また呼ばれるのをベットの上で待つ。




待っている間に主人にメール。


「これから1回目の処置が始まります」



主人からは


「痛くないから大丈夫!頑張って!」


と、すぐに返ってきた。






しばらくして病棟の診察室に呼ばれた。







そこで診察台に乗ってるとき、今までにない不思議な感じ。



【私ここで何してるの?】

【なんでこんなことしてるの?】




私は今にも診察台から飛び降りそうな心境でした。




なんだかフワフワしているような…


どこか他人事のような…






ハッと我にかえって、一気に恐怖心が沸き上がってきた。







そうこうしているうちに、先生が来て


「じゃ、○○さん、始めていきますね。」


と。





私はもはや言葉を発することができず、ただ痛みを感じないように、必死に深呼吸をした。




下半身に力が入らないように、ひたすらスーハースーハーして、自分の胸をトントン叩きながら天井を見つめ…




どなたかのブログで

【目は閉じない方が良かった】


と言うのを見たので、私も目は閉じず、ひたすら天井を見ていました。






看護師さん足をさすりながら


「○○さん、上手上手!」


と言って励ましてくれたり、先生も


「あとちょっとだから頑張ってね!」

「あとガーゼ入れたら終わりだからね!」



と、終始声をかけながら処置をしてくれました。






ラミナリアの処置の感想は…



痛くありませんでした!!



勿論多少の痛みと言うか、違和感はありましたが、激痛と言うほどの痛みは全く感じることなく終わりました。





色んな方の体験談を読むと、先生の腕にもよる…と書いてあったので、主治医の先生にも感謝でした。







1回目の処置が終わり、おまたに違和感を感じながら病室に戻ると、しばらくして看護師さんが来て


「個室が空いたので、個室に移動しましょう」


と。





それまでは四人部屋でしたが、個室に移させてもらいました。







看護師さんからは、トイレで入れたものが取れてしまう場合もあるので、気を付けてくださいね。

もし取れてしまったらまた入れ直すので、すぐに知らせてください。



と言われていましたが…。


【あんなのをまたやるのは勘弁!トイレ気を付けなきゃ!」


と、毎回ドキドキしながら用を足していた。






【こんなことをまたやらなきゃいけないのか…】





そんなことを思いながら、ベットの上で検索開始。





私は出産後、二人に着せる服を考えていた。



色々探してみると、死産した子用に、ボランティアで洋服を作っている方を見つけた。




小さい小さい洋服。




その方の心のこもった洋服を見て、私はすぐにメールをして、服を送ってもらえるようにお願いした。





すぐに返事が来て、その日のうちに発送をしてくれた。





本当に有り難く、感謝しかなかった。



これで子の子達にも、可愛い洋服をプレゼントしてあげられる。



そんな気持ちで、嬉しくて仕方なかった。