入院から8日経った日、いつものように先生のエコー診察があった。




結果は変わらず…。



羊水も増えず、どんどん希望が薄れていく…。





診察の後部屋に先生がきて、入院初日にした、大量の血液検査の結果を教えてくれた。



先生

「血液検査の結果ですが、りんご病の数値が少し高かったけど…最近りんご病にかかった人いましたか?」



え?

まさかのりんご病?



「ううん…誰もいない…」

「りんご病ってどんなんだっけ?」



ちょっとテンパりながら聞いてみた。




確かに子供達が1週間前から順番に熱を出していたけど、ほっぺは赤くならなかったし、多分違うと思う…。




先生

「でもそんなに高くないから、もしかしたら昔自分がかかったときの抗体かもしれないから、そんなに心配はしなくても大丈夫ですよ」




あぁ…自分が昔かかったかもなのね…。

後でお母さんに聞いてみよ。




先生

「それと甲状腺ホルモンの数値も少し高くて。今まで何かありました?」



甲状腺?

いや、何もない。

言葉が出ず、首をふる。




「甲状腺てここなんだけど、痛かったり腫れたりしたことない?今触って痛くない?」



何もない。


また首をふる。



先生

「まぁこれも向こうの先生に聞いてみたら、そんなに心配する程の数値ではないと言っていたので、多分大丈夫だと思いますが、せっかく入院してるので、一応心電図と甲状腺エコーやっときましょう。」



との事で、翌日心電図と甲状腺エコーをすることに。


不安がまた増えた…。


なんだかなぁ…。




そして最後に


「今後の事ですが、また様子を見ながらですが、私から子供病院の先生に連絡を取るので、こども病院に母体搬送と言う形で考えていきましょう。」


と。



こども病院。

可能なら早く行きたい。

そしてこの子を助けてもらいたい。





入院した日、先生から

「最低でも22週。ただ赤ちゃんが数週より少し小さいので、出来れば23週か24週まではお腹の中にいてほしい。」

「もしそうなった場合、ここでは28週からしか受け入れていないので、こども病院に転院と言う形になります」


と言われていたんです。




その話を聞いたとき

【じゃあ今すぐこども病院に搬送してほしい!】

と思ったんですが、先生からは



「今の数週だとまだ流産域で、出来る治療がないんです。」

「22週を過ぎれば医療が手を貸せる時期になるので、治療が出来るんですが、少し赤ちゃん達が小さいので、23週か24週まで頑張ってもらわないと…」

「それに、今搬送するのは、距離もあるから母体のリスクもある」

とのことで、転院にはならなかったんです。




だから私の第1の目標は、22週まで頑張って、なんとかこども病院へ!

でした。




先生もあまり不安にならないように話してくれたのか、大丈夫!とあまり暗くならず話してくれました。



そして最後にもう一度

「なにか出来ることはない?」

と聞くと



「ご飯を食べてグータラしててください(笑)」

と…。




はい…。

そうします…。

頑張ります…。




こんなにグータラが大変だとは…



とにかく後少し頑張ろう!



双子くん達の写ったエコー写真を見ながら、そうつぶやきました。





しかし、最悪な結果は、すぐそこまで来ていました…。