入院初日。




一人になった病室で、私は検索魔となり、

※羊水がない
※赤ちゃん成長遅い
※羊水の増やし方

など、片っ端から検索して、色々な情報を読みあさりました。


そこには、羊水に似た物を子宮内に注入した方のブログがありました。

そんな方法があるなら、私もやってほしい!

勿論そう思いました。




夕方になり、主人が仕事を切り上げて病院に来てくれました。


簡単に状況を話したとこで、先生と私が不信感を抱いた看護師さんが、詳しい状況を説明するために病室に来ました。




そこでは一卵性双生児のしくみ?
どうやって双子になったのか、今の私の状況・赤ちゃんの状況、これからのことを説明してくれました。


私ももう一度しっかり聞こうと、主人の手を握りながら、一生懸命聞きました。



そして最後に主人が

「羊水に似た物を、お腹に入れることは出来ないんですか?」

と、直前に私が話したことを、先生に聞いてくれました。


「そう言う方法もありますが、赤ちゃんの腎臓に原因があった場合、もし入れたとしても意味はないと思います。」

と。



羊水は赤ちゃんが口から飲んでおしっことして排出して、また新しい羊水になる。

なのでおしっこを作る腎臓が機能していなければ、全く意味がない。


と言うことです。




今となれば

【ダメ元でもやってほしかった。そしたらもしかしたら…】

なんて考えてしまいます。




先生が部屋を出たあと、赤ちゃんはどうなっちゃうのかと、不安や悲しみやら色々分からない感情で号泣していたら、主人が

「まだ赤ちゃん生きているんだし、頑張ろう」

と言ってくれました。



そう、この子達はまだ頑張って生きてくれてる。

親の私がこの子達を信じなくてどうするの?




と思い、少しずつ気持ちを落ち着かせていたところで…


あの例の看護師が一言

「○○さん、なんで泣いてるの?」



え?

今なんて?

私の聞き間違え?



有り得ない…

どういう意味で今のセリフ?


一瞬にして涙が止まりました。


その一言を聞いてから、その看護師だけには来てほしくないと思いました。




その後その日の担当になった若い看護師さんと、教育係っぽい看護師さんが来て、血圧を計ったり体調を聞いたり…。


私はトイレとシャワー以外は動けなかったので、血栓予防の靴下を履かせてもらいました。




自宅で母と子供達が待っていたし、なんせこの日は次女の3歳の誕生日。

パパにお祝いしてあげて…と早めに帰ってもらいました。




そして私は再び検索魔と化しました。