震災、ってのは、奇しくも我々を試しているようにも見受けられます。こういうのを読むと、考えさせられますねぇ。。。




中居正広の善意の贈り物、石巻市が回収

 …避難所以外の子供の手に渡り父母から抗議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110628-00000019-sph-soci


”宮城県石巻市の門脇中学校の避難所で26日、アイドルグループ「SMAP」の中居正広(38)が慰問に訪れ、子供たちに持参したゲーム機など玩具を配ったところ、避難所の父母から「避難所以外の子にも配られた」と市側に抗議があり、トラブルになっていたことが27日、明らかになった。市側は避難所外の子どもから玩具を一時回収したが、今度は「子どもの心を傷つけた」との苦情の電話が相次ぎ、結局は返却する意向。二転三転した市の対応に批判も出ている。

 石巻市などによると、中居は26日、プライベートで石巻市の避難所になっている門脇中学校を訪問。子供たちと握手をし、「頑張ってね」などと声を掛けながら、持参した新型携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」(2万5000円相当)十数台や人形などを配布した。その日は、避難所暮らしではない宮城県内の子供たちもクラシックバレエを披露するため中学校を訪れており、同所にいる子供たちと一緒に、中居から玩具を受け取ったという。

 子供たちの間では「3DS」が人気だったが、結果的にその多くをバレエ教室の子供が受け取ってしまい、避難所の子供たちはほとんどもらえなかった。その後、一部の被災者の保護者の間から「ボランティアで訪れた子供が高価なプレゼントをもらうのはおかしい」などと疑問の声が噴出。対応した市職員は、バレエ教室に対し、受け取った玩具の返還を求めた。

 しかし、いったん受け取ったものを返還するよう求めたことで、バレエ教室の子供たちからは「なぜ返さなきゃならないのか」との声が上がった。市には「子供がもらったものを取り上げるのか」などと抗議の電話などが殺到したという。

 市側は「配慮が足りなかった」と陳謝し、バレエ教室と話し合いを進めた結果、回収した3DSはすべて教室の子供たちに返すことを決めた。これに対し教室側は、2台は子供たちが受け取ると決めたが、残りについては検討中という。”



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いずれの側も、問題を抱えています。最も大きな問題は;



避難所を訪れてバレエを披露するのは被災者を励ますためであって、そこでモノを貰うためではない、ということをキチンと説明して子ども達を納得させていないバレエ教室と保護者



でしょう。”子どもの心が傷ついた”などと言ってる保護者がいるようですが、貰うべきモノではないモノを貰ったからといって傷つく云々している時点でおかしい。もし子供が幼すぎて分かるには早い、ということであれば、そうした小さい子供をボランティアに参加させた保護者やバレエ教室も問題でしょう。



しかし、この程度の問題が「市役所を煩わせる」問題になってしまうところも如何なものか?被災者側の保護者も貰えなかったことで不満はあるでしょうが、こんな問題をも行政で何とかしろ、というのは甘えにも程がある。



大半の保護者達は普通なのでしょうが、被災者側も、バレエ教室の子どもの父母側も、余りに幼稚な人たちがいるようですねぇ。。。