菅首相もすっかりレイムダック状態になって、どういう形にせよ、次の首相は誰か?に焦点が移っている。


週末の世論調査は、緊急になされたものらしく、どれも母数や回答数の点で、統計的有意性に疑問をもたざるをえないが、いずれにしても、感覚的にはあながちそう大きく掛け離れたものとも思えない。首相としての誰が適任か、について問うている中で、菅首相の7%ポイントくらいを筆頭に後は1-2%程度の団子で突出した人はいない。問題なのは、野党を率いるべき、自民党・谷垣総裁の次の首相への呼び声が小さいことだろう。


もっとも、7割程度の人が、「誰もいない」という状態で、この辺りが政局混迷の最大要因である。


解散総選挙は困難な状況だが、この際:



総選挙に代えて、次の首相を国民投票で決める



ことを検討してよいと思われる。もちろん、臨時でよいのだ。国会で、この国民投票を尊重して首班指名するという了解事項を作ればよい。既存の法的枠組みの中でも、こうした取り組みは可能だ。