深夜です。参院選の結果ですが、ほぼ最終確定となりましたので、総括しておきましょう。



まず投票率ですが、毎日新聞の推定では全国平均で57.08%で前回を下回るという報道です。争点が不明確、かつ、いずれの政党にも魅力が感じられないという無風選挙となってしまったことが反映されているでしょう。



東京都について見ると、投票率58.71%となっています。これは、有権者数1062万人のうち、438万人が棄権。ちなみに、ですが、選挙区候補25名の合計得票数が550万票ほど、ということなので無効票が70万票ほどあったことが示唆されます。これが全部【いとうひでき】だったら、凄いけどね(ないないにひひ)。



港区については、投票率56.84%と前回の投票率55.18%を上回りました。絶対的な水準としてはまだまだ低いと言わざるを得ませんが、それでも前回より上昇、また23区の中でも前回はワースト4位だったのが、今回はワースト6位(中野、江戸川、足立、渋谷、葛飾の順に続いて)と改善していることは評価できるでしょう。



次に結果ですが、最大の注目選挙区であった山梨、です。



残念なことに輿石東が再選されてしまいました。しかし、同氏の得票187,010に対して、宮川氏は183,265、とその差約4千票弱、新人で知名度その他の脆弱な態勢を考えれば大健闘といってよいでしょう。山梨県民もよく頑張ったと称えるべきだろうと思われます。これだけの差しか付かなかった、という点で、今後山梨教組は脆弱化が一層進むだろうと期待されます。




その他全般でいえば、確かに民主党は厳しい結果となりました。1人区の勝敗は前回と全く逆転ではありますが、総じて言えば、だからといって自民党大躍進とも言えない結果です。




実際問題、非改選の総勢力数では民主党が未だに参院第一党。




こうなってくると政策別に連携を取るしかなくなり、国会が少しは正常化することが期待されます。




少数政党ですが、国民新・たちあがれ・改革の3党は獲得議席ゼロが見込まれ、まぁよかった、というところ。その他、公明、社民、共産は議席数を減らすようですが、これも時の流れでしょう。




具体的には今後、一本釣りなどが進むだろうと思いますので、暫くは参院勢力図は落ち着きがなかろうと。