昨日取り上げ損ねた記事です：
＜日本振興銀行＞木村会長が退任へ 創業メンバーの一人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100515-00000039-mai-bus_all
”中小企業向け融資を特色とする日本振興銀行（本店・東京）の木村剛会長（４８）が退任する意向を固めたことが１５日、明らかになった。１７日にも発表する。同行は１０年３月期決算が最終赤字となる見通しで、創業メンバーの一人で経営中枢の木村氏の退任で経営責任の明確化を図るとみられる。西野達也社長は留任する。
木村氏は日銀出身で、金融コンサルタントなども務める。０２年に金融庁顧問となり、竹中平蔵・元金融担当相の下、大手銀行の不良債権の抜本処理を目指す「金融再生プログラム」の策定にもかかわった。その後、中小企業支援を掲げ、日本振興銀行を創設したが、景気悪化に伴う不良債権処理増加などで赤字に転落。昨夏から今春にかけて行われた金融庁の検査でも融資審査や経営管理体制の不備を指摘された模様で、事実上の引責辞任を迫られた。”
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日本振興銀行は、ビジネスモデルとしては極めて新銀行東京に近く、バブル崩壊後、貸し渋り・貸し剥がしが横行（？）する中で、中小企業向け融資に特化した銀行、として当時注目されたものでした。
しかし、この「貸し渋り・貸し剥がし問題の本質」は全く異なるところにあったため、そもそもこうしたビジネスモデルでは対応できないものでしかありませんでした。結局、無理筋の融資を行ったために、実質的に経営破たんしてしまったところも、新銀行東京と同様です。新銀行東京よりも長く持ち堪えたのは、彼らが東京都の公務員による”なんちゃって銀行経営”ではなく、一応、銀行出身者から為っていたためでしょう。
木村剛氏は日銀出身で、当初、日銀検査実務に精通した『金融コンプライアンス向けコンサルティング』で名を馳せました。今でも会社そのものはあるようですが。。。
☆株式会社フィナンシャル
。。。ＵＲＬが未だにＫＦｉを引き摺っているところは笑えますね。それにしても、これだけコンプライアンスが指摘されて、誰にどのような”コンサルティング”をするのでしょうか？買う人の気がしれない。
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そういえば、もう５月。新銀行東京の決算がそろそろ出るかな？という時期。どんなものが出てくるやら。。。