(気持ちは当然、というところもありますが)民主党政権に対する不満は、(恐らく)自民党支持者に根強いモノがありますね。何度も繰り返しますが、私とて、別に民主党を支持している訳ではありません。タダ、自民党よりマシというだけで(残念ながら現時点で変わらず)。。
さて、しかしながら、やはりコレ↓はいけませんねぇ。。。
<国会対策>やっぱり官僚頼み 質問議員への事前聴取指示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091015-00000053-mai-pol
”今月下旬召集予定の臨時国会を前に、平野博文官房長官らが首相官邸に各府省の国会担当の官僚を集め、与野党議員への「質問取り」を指示していたことが15日分かった。
自民党政権では、国会答弁資料を作成するために、官僚が事前に与野党議員から質問内容を聞き出す「質問取り」が慣行となり、国会での質疑では多くの閣僚が官僚作成の答弁要領を読み上げる光景がみられた。
「脱官僚依存」を掲げる民主党は国会論戦も政治主導で進める方針で、小沢一郎幹事長は官僚の国会答弁を禁止する国会法改正案の臨時国会提出を目指している。それに逆行するかのような政府側の対応に自民党からは「言行不一致だ」との声も上がっている。
平野氏と各府省の国会連絡室担当者の会合は13日昼に行われ、松野頼久、松井孝治両官房副長官も同席した。出席者によると、平野氏は「初めての臨時国会で失敗は許されない。よろしく頼む」と述べ、質問取りを要請。この後、ある省の担当者は自民党幹部に「官邸から質問取りをするよう指示された。近くうかがいます」と電話で伝えた。
別の担当者は「質問取りを指示された。ただ、小沢幹事長の主張との整合性を考えると、違和感を感じた」と話した。
民主党は国会改革の一環として、質問取りを政治家である政務官が行うことを検討しているが、従来の慣例から抜けきれない背景には、各府省の政務官(25人)が閣僚、副大臣との政務三役会議などを抱えて多忙なうえ、交渉相手となる自民党との人脈に乏しいという事情もあるようだ。
臨時国会で自民党は鳩山由紀夫首相の献金虚偽記載問題や政府内で対応が揺れる米軍普天間飛行場移設問題などで民主党を追及する方針。大島理森幹事長は13日の記者会見で「(自公政権時代に)政務官に質問取りをさせようとしたが、『行政職(官僚)が来ないとだめだ』と言ったのは民主党だ。政権を獲得したから(といって)やり切れるのか」と疑問を呈していた。”
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政務官が忙しいなら政務官補佐を付けて議員にやらせれば良いとも思えますが。。。
もっとも、質問取りには応じておいて、本番で全く違う質問をぶつける(国民としてはこういうエキサイティングな場面を見たい)という方法もありますからね
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また、昨日触れた、官僚の答弁禁止に関しては、以下のような批判がありました:
官僚国会答弁:国会法改正で民主批判…志位共産党委員長
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091015k0000m010034000c.html?inb=yt
”共産党の志位和夫委員長は14日、第9回中央委員会総会で、官僚の国会答弁を禁止する国会法改正について「官僚答弁に頼らないというなら、自分で答弁すれば済むことだ。自民党政権の時代にも、実力のある首相や閣僚はそれなりに自分の言葉で答弁した」と述べ、臨時国会への法案提出を目指す民主党を批判した。そのうえで「法律で一律禁止すれば、官僚機構の問題点を国民の批判から擁護する結果になる」と指摘した。”
さすが志位さん、福島さんよりも遥かに批判が”的を射ています”
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