かなり揉めてますね、羽田空港のハブ空港化。
肝心なこととして、国がハブ空港化を目指して環境整備をしようがしまいが、国際空輸競争の中で ”本当にハブ空港としての地位を築けるかどうか?” は、利用者が決めることです。
この意味で、様々な努力を欠いた成田空港は既に、そういう地位を目指す空港としては「終わっている」と評価せざるを得ません。
例えば、旅客保安サービス料、の導入:
(成田国際空港㈱のホームページにおけるプレスリリース: http://www.naa.jp/jp/press/index.html )
*今年の11月16日より適用となります。
今は”オンチケット”ということで航空券を購入した時点で徴収されているため、意識される方は少ないかもしれませんが、以前空港で買っていたチケット(旅客サービス施設使用料、現在大人1人2、040円)に500円加算、ということになります。
また、出国客だけでなく乗り継ぎ客にも適用され、同時に導入される旅客サービス施設使用料と併せて、大人1人当たり1,520円が徴収されます。
航空券がたかだか数百ドル程度のご時世で15ドルの付加コストですから、競争力に与える影響は決して小さくないでしょう。
しかも、成田空港はこう言っています:
”実質27年間コストに見合った値上げをせず大幅な赤字を計上しておりましたが、これまでは、企業努力によりなんとか吸収してまいりました”
本当か?ということは別にして、企業努力による吸収がこれ以上出来ないから値上げ・・・ということでは、この競争環境下で”お手上げ”を吐露しているということでしょうか?
一方で、問題となっている発着料については一時的、としながらも平均約7%の値下げを表明しています。
(上記で引用したホームページをご参照)
しかし、相変わらず森田・千葉県知事は感情一本やりで何言ってるのか分かりません。まぁ、所詮「芸能人」なんでしょうが。