先日来から取り上げている、中央リニア計画ですが:





東京-大阪は最短67分=中央リニアで試算-JR東海

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091013-00000116-jij-bus_all



”JR東海は13日、東京-名古屋間で2025年の開業を目指す「中央リニア新幹線」について、大阪まで延伸した場合の所要時間や費用などの試算を発表した。それによると、同社が望む直線ルートの東京-大阪間の所要時間は67分、工事費は8兆4400億円などとなり、長野県が求める諏訪・伊那谷を経由するルートなど他の2つの候補に比べてすべての点で優位となった。


 同社は既に東京-名古屋間でも、工事費は直線ルートが最大で6400億円少ないなど、優位性が最も高いとする試算を公表している。名古屋-大阪間は3ルートとも共通。JR東海はこれらのデータを基に、長野県などの説得を進める。”


 

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先日表明したとおり、長野県はこのプロジェクトに対して介入すべきではない、との自論はそのままですが:




☆ 工事費の総額8兆4400億円というのは、国の公共事業の規模をも遥かに凌ぐ、超大型プロジェクトです。これがもたらす景気浮揚効果に鑑みれば、 【遅らせれば遅らせるほど、自分の首を絞める】 ことに、長野県(の一部、だけれども)は留意すべきです。



また、本当の課題は:




新たに出来る拠点地から、県内各地を如何に結んで、”県内に滞留・滞在してもらえるか?”ということでしょう。




この点、現在の長野県各地(もちろん全てとは言いませんが)に見られる、観光政策の知恵の無さ、が最大の障壁となるのであり、これが解決出来なければ寧ろストロー効果(逆に県内から東京・名古屋・大阪といった大都市圏に吸い上げられてしまう)で衰退していってしまうことにもなりかねません。




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しかし、最大の脅威を受けるのは、もしかしたら大阪・・・なのかもしれませんね。