急な出来事で、昨日の昼から出掛けておりました。先ほど帰ったばかりです。
この間、更新も出来ませんでしたし、ペタのお返しもままならず、大変失礼致しました。これから時間の許す限りでお返しさせていただきますね。
さて、移動中の時間つぶし・・もあって、昨日電車に乗る前に書店に立ち寄り、一冊目に停まったものを読んでおりました。
眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎
紀伊國屋書店 (2007/12/22 出版)
ISBN: 9784314010344
小さめの字で本文で330頁余りの厚みですが、一気に読み終えました。圧巻です。原文は(当然?)読んでませんが訳もいいですね。日本語のサブタイトルが少しオドロオドロしくし過ぎなところはありますが。
書店の自然科学コーナーに平積みしてあったので、新刊かと思ったら既に2年前に出版されたもの。
そういえば、プリオン関係はなかなか書籍を読む機会がありませんでした。これ一冊でかなり知識も得られます。
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余り本旨には関係ないところですが、気になったところを少しご紹介します:
”シャルコーはかつてこう言っている。「ある医師を評して、彼は生理学や解剖学に精通しているとか、ダイナミックな人物だと言ったとしよう。これは褒め言葉ではない。だが彼は観察に長けており、物の見方を知っていると言えば、それは最高の賛辞だ」”
(p.332、なお、シャルコーは19世紀後半、フランスの神経科医。シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)に名を冠する。)
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この人物の評価については本書をお読み頂きたいのですが、本旨と関係なく・・・と言ったのは;
この「医師」を「政治家」と読み替えて考えると、感慨深い。
と思われます。
