別に私が先日言ったから、というわけでは当然ないでしょうが(笑)、水面下でこういう動きがあったようです:
広島・長崎、20年五輪目指す…共同検討委設置へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091010-00000941-yom-spo
”2020年の夏季オリンピック大会の開催を目指し、被爆地の広島市と長崎市が「オリンピック招致検討委員会」を共同で設置することがわかった。
11日午後、広島市役所で秋葉忠利・広島市長と田上富久・長崎市長が記者会見を行い、正式に発表する。近く、秋葉市長は上京し、日本オリンピック委員会(JOC)の関係者に招致の意向を伝えるという。
オリンピック招致については、秋葉市長が07年に市議会で、障害者によるパラリンピックの招致を目指す方針を表明するとともに、「オリンピックが商業主義から脱却し、『平和の祭典』として再生した暁には、招致したい」と述べていた。昨年9月に発行された市の広報紙で、秋葉市長は「広島・長崎での五輪共同開催という夢を届けたい」と記していた。
また、両市長が正副会長を務め、世界の約3000都市が加盟する平和市長会議では、昨年4月、20年までの核兵器廃絶を目指す「ヒロシマ・ナガサキ議定書」をまとめた。今年8月に長崎市で開かれた同会議の総会では、20年五輪を広島、長崎両市へ招致する構想を打ち出していた。
両市が共同で立候補すれば、五輪憲章が掲げる「平和」の理念を世界にアピールできるとの判断もあったとみられる。
広島市の幹部によると、秋葉市長は、「核兵器なき世界」を掲げるオバマ米大統領のノーベル平和賞受賞決定を受け、「被爆地であるヒロシマ、ナガサキで『平和とスポーツの祭典』を開く機運が一気に高まった」と、五輪招致に本腰を入れる決断をしたといい、「20年五輪を核兵器廃絶の記念大会にしたい」などと話しているという。
一方、市原則之・JOC専務理事は「広島のスポーツ団体から『長崎と広島の間で五輪開催を考える動きがあるが、東京都との信義上の問題はないか』と問い合わせがあったのは事実だ」とした上で、「JOCとしては『やってもらいたいとかやめてもらいたいとかいう話ではなく、そちらで話し合ってくれる分には歓迎する』と返答した」と話している。”
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オバマ大統領が核廃絶を目指した一歩、がノーベル平和賞となったのであれば、まさに、時機来たれり、という感じです。当然のことながら、大賛意を表すると共に、2016東京オリンピック招致運動が捨て金とならないよう、集めたリソースを積極的に両市に提供すべきであることを東京都に求めます。