昨日の討論会の様子を一部、NHKで見、また、今朝のテレビ朝日での3人の議論も見ました。。





<自民総裁選>理念中心に論戦 政策に踏み込めず…討論会

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090919-00000085-mai-pol




”自民党総裁候補による19日の討論会は、経済政策や外交方針を競った従来の総裁選とは様変わりし、「保守とは何か」「自民党はどうあるべきか」といった理念中心の論戦になった。政策実現の展望が開けない野党の現実が映し出された格好で、民主党にいかに立ち向かうかという差し迫った課題はかすんだ。

 谷垣禎一元財務相「党内には緊縮財政論者も積極財政論者もいる。『小さな政府』を自民党のアイデンティティーと結び付けて議論していいのか」

 河野太郎元副法相「民主党という『大きな政府』志向の政党がある。自民党は保守のよって立つところへ戻るべきだ」

 討論会では、まず目指すべき国家像が論点になった。河野氏は小泉構造改革を評価し、「小さな政府」を強調したが、持論である基礎年金の全額税方式に「消費税は9%必要」とも主張したため、谷垣氏から「麻生内閣の『中福祉・中負担』に近い」と突っ込まれる場面もあった。

 西村康稔前外務政務官は「良識ある保守を結集し、地方を再生したい。地方は競争原理だけではない」と訴えたものの、具体的な政策提言はなかった。

 衆院選で惨敗した党をどう再建するかの議論も上滑り気味。谷垣氏は、民主党との対立軸となる「保守の理念」を「全部を国に頼らずに公共の精神を発揮すること」と説明したが、会場から「鳩山(由紀夫)代表の『友愛』と同じか」と問われると、「通じるところはある」とあっさり認めてしまった。

 一方、河野氏は民主党が「漫画喫茶」と批判する国立メディア芸術総合センター(117億円)をやり玉に挙げたが、民主党政権が誕生した今となっては、パンチに欠けた。河野氏は「総裁選の前に、自民党が目指すべきものは何かという議論をしっかりしなかった」との反省も口にした。

 ◇河野氏 良くも悪くも存在感際立つ

 この日の「主役」は、河野氏だった。実力者の森喜朗元首相、青木幹雄前参院議員会長を名指しで批判し、派閥領袖にも遠慮なく引退を勧告した。序盤戦では、良くも悪くも存在感が際立っている。

 「(谷垣氏との)決選投票になったら2位・3位連合でいいか」。河野氏は冒頭、西村氏にいきなりジャブを繰り出した。

 総裁選は過半数の得票がない場合、上位2人の決選投票となる。谷垣氏に対抗する狙いの発言だが、「若手分断のため、長老が担いだ」との見方もある西村氏へのけん制でもあった。西村氏が「政策、手法の違いが大分ある」と難色を示すと、「若手から代表が出なくてもいいのか」と畳みかけた。

 また、谷垣氏が「全員野球でやらなければだめだ」と挙党一致の重要性を主張すると、すかさず「全員野球は反対だ。自民党のあしき体質を引きずってきた人をもう一度ベンチに入れるべきではない」と反論した。

 討論会はNHKで生中継され、党内基盤の弱い河野氏には格好のアピールの場。「私はどちらかというと党員票に重きを置く戦略だ」と言い切った。それでも町村派を離脱した西村氏から、今なお麻生派に所属している点を突かれると、西村氏の発言をさえぎって自説を延々と展開する強引さものぞかせた。

 一方、前日守勢に回った西村氏は「派閥解消」に踏み込み、長老による擁立説を否定。谷垣氏に「派閥の推薦をもらっている」とかみついた。しかし、知名度の低さと出遅れ感は否めなかった。”




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残念ながら政策・党改革、いずれの面でも、3人からは具体策が聞かれず極めて抽象的な議論に終始しています。




しかし、先ず現段階で明確に為されなければならないのは、河野氏が指摘した;




派閥領袖(森・町村・青木の3馬鹿トリオ、と理解)から『絶対に、河野の推薦人にだけはなるな!』とされた圧力問題の真意



でしょう。これらの人たちは公けの場で、本当に圧力を掛けたのかどうか、事実を明確にした上で、本当に圧力を掛けたのであれば、その理由・意図を明確にすべきです。