おはようございます。連休の真ん中、日曜日、素晴らしい青空が広がる、今朝の東京です。ただ、風が強いですね。台風の影響にはお気をつけ下さい。
さて、出来れば朝イチから、こういう硬い話はしたくないのですが(笑)、宿題なので片付けましょう。
総選挙の結果について小泉構造改革、それに対する安倍・福田・麻生政権での不透明な態度、また勝利した民主党が掲げる子ども手当などによって若干、惹起された感のある、”配分問題”などなど。。。表現される局面は様々ですが、概ね:
殆ど全ての国民が感じている、暮らし難さ、特に経済的なそれ、の問題と;
時代の閉塞感(これも大半、経済問題に起因する)という問題
が今の日本を支配していると感じます。
これに対する回答を示すのが政治家の仕事、であるとするならば、私なりに以下のように回答させていただきたいと考えます。
先ず、いったん配分問題を置いておきましょう。”みんながみんな、それぞれ今よりも豊かになる”ことが理想であり、縮小均衡論に逃げ込まずに正面からパイの拡大、に取り組むのが優先課題だと考えるからです。
これを実現する上で、環境分析を行っておきます。即ち;
1. 安価で優秀な日本の労働力、が成長を牽引した時代はとっくに過ぎ、日本以上に安価で優秀な労働力が発展途上国から提供される時代になった。
2. 更に、人口、特に労働生産人口はかなりのスピードで減少に転じており、国全体の生産力を考えた場合、放っておけば生産力は激減する。
このような環境下で全体の成長を維持するとすれば、自ずと解は見えてきます。つまり;
<全体成長↑>=
<生産人口成長↓> x <一人当たり生産力成長↑↑↑>
つまり、単純なことですが、人口減少していく分、一人一人がコレまで以上に成長していかなければならない、ということを意味します。
辛い現実ですが、言い換えれば:
昨日と同じあなたでは、昨日よりも貧しくなる
ということです。
しかし・・・日本人は優秀です。
適切な環境さえ与えられるならば、昨日よりも着実に成長することが出来、その環境を整えること、が政治の役割、と言えるでしょう。