おはようございます。きのう深夜にものすごいドシャ降りに見舞われた東京ですが、今朝は雲はまだ多いものの、晴れていきそうな天気です。
さて、米国が reminder的に日本のインド洋補給活動の継続を求めてプレッシャーを掛けてきたようですが、改めて調べてみました。
漠然と、中東地域におけるテロ活動根絶のための、「国際支援」の一環と、理解されていますが、補給活動の実態は良く知らないまま何となく・・・で議論されているように見受けられます。補給活動の状況については:
http://www.mod.go.jp/j/news/hokyushien/gaiyou.html
”国際テロを防止する艦艇が頻繁に寄港しなくても、長期間の活動が継続できるよう、燃料や水を洋上補給することで海上阻止活動を支援”
とありますが、ちょっと理解に苦しみます。活動地域はパキスタンやオマーンの沿岸からそれほど離れている訳ではなく、「頻繁に寄港」が活動に大きな支障を来たすとは考えられません。
実際に補給の頻度を見ると(月次ベースで防衛庁HPで報告されている http://www.mod.go.jp/j/news/hokyushien/index.html )
今年3月までは頻繁に補給されているものの、4月以降は殆ど活動が無く、唯一パキスタン艦船が毎月補給されているに過ぎません。
また、燃料及び水、とされていますが、水については平成20年2月からの累計で見てもカナダが1回、英国が2回、あるだけで、またこれもパキスタンが毎月補給しているのを除けば全く活動なしと言ってもいいくらい。。
現行法に基づき来年1月までの補給継続はやむなしでしょうが、その後継続すべきかどうか、については冷静に必要性を検討すべきだと思われます。