さて、昨日の宿題を片付けちゃいましょう。



最近は必ずしも全てではありませんが、英文契約文書の場合、全部を一つの文の構造で表現することが多いです。この決議についても、主語(主語-述語、のアレです。学校で習ったの思い出してね)は結局、4頁の文書で一番最初に出てくる The Security Council (安全保障理事会は) だけです。


1頁から2頁の頭まで、Recalling...Reaffirming....Expressing...Deploring...Endorsing...Underlining...Expressing...Acting...


で、やたら ING が一杯並ぶのは、全て現在分詞構文(うぉっほ、懐かしい?)で、~しながら。。。となってます。




で、述語の結局、安全保障理事会はどうしたか?の部分は2頁目の 1.Condemns から 17.Decides まで、大きく17項目を決定したり、命じたり、した。。。という文になってます。慣れると以外に論理的で分かりやすい。




で、肝心な中身ですが、今回のケースで最も重要な部分は2、5と7の部分で、


2. ...DPRK not conduct any further ... launch of a ballistic missile (北朝鮮は弾道ミサイルの発射を行わない)

5. ...DPRK shall suspend all acitivities related to its ballistic missile programme... (北朝鮮は弾道ミサイル計画に関連する全ての行動を停止する)

7. ...DPRK shall abandon ... ballistic missile programme... (北朝鮮は弾道ミサイル計画を放棄する)


ことを求めています。



で、ここで問題となるのが、この表現上は弾道ミサイルとしかハッキリ明記していない、ということです。



そこで、北朝鮮と、北朝鮮側についている中国・ロシアが、今回は人工衛星打ち上げであって、この国連安保理決議で禁止されている弾道ミサイルではない。。。ということに拘ることになっちゃう、ってことなんですねぇ。。。。



困った。。。