水虫の診断は皮膚科では顕微鏡でみて、診断します。
見た目水虫っぽくても、水虫でないことがあるので、見た目だけで水虫の薬を処方することはほとんどありません。
踵のしわが白く粉をふいて乾燥していませんか?
それ、乾燥じゃなくて、水虫のことが多いんです!
とりあえず私は足の裏と踵を見せてもらって、カサカサ粉ふいているところをこすって
顕微鏡検査をします。
プレパラートに粉をのせまして、
液体を垂らし、
カバーグラスをして、
ライターでちょっとあぶりましたら、
顕微鏡にセットして、
よいしょっと
水虫を観察・・・
ぎゃー!これが水虫です。
もじゃもじゃした糸くずみたいの、これが水虫です。
丸いのは泡で、水虫ではありません。
これはすごくきれいに見える水虫でしたので、思わず写真を撮ってしまいました。
ここまでたくさんの水虫菌が見える人も少ないので、これくらいはっきり見えると
患者さんに、顕微鏡みてみますか!?
と言ってしまいます。
よく、水虫って動いて見えるんですか?と聞かれるのですが、
動いてはおりません。
静止画で、まさに上の写真のように見えます。
踵がなんだかいつもカサカサ乾燥しているなあという方、
一度顕微鏡検査を受けにいらしてください。
市販の水虫薬を塗り始めてからいらっしゃると、顕微鏡検査をしても水虫が
見つからないことがあります。
市販薬を塗る前にいらしてくださいね。