伊東コーヒー実験室 カリタ ニューカットミル 分解メンテナンス その1

 

アメブロでは、一度に掲載できる画像数が10枚までということで、その1~という形で、分割して掲載します。本当に知りたい方には、一気に見られたほうが助かるのでしょうが、システム上の制約、ご理解ください。

 

中古でミルを購入すると、大半のミルが分解メンテナンスされた形跡がありません(ネジを開けた形跡がないので)。いろいろな機械をいじった経験がないと、未知の機械の分解には大変不安があります。

「はたして、元通りに組み立てられるだろうか? 失敗してミルが使えなくならないだろうか?」など、不安の種は尽きません。

 

 

そこで私流ですが、ミルの分解・掃除・メンテナンスなど、お伝えしたいと思います。

まず道具を見て下さい。高圧エアガンは便利なので、私は使っていますが、多くの人は持っていないです。でも、今まで絶対必要だった場面には遭遇しませんでした。根気よくストローでフウフウしたり、ブラシで擦ったり、だいたい身の回りにあるもので大丈夫です。ダイソーの竹串なんか、結構便利ですよ。

ただし、どうしても特殊工具が必要な場面があります。これは自分で代用品を自作します。

室内でやると、古いコーヒーの粉塵が舞い上がり後の掃除が大変なので、工作室・作業室など別室か外での作業をお勧めします。

手前の小さな容器は、場所別に、ネジ等の小部品を入れるために使います。慣れない人は付箋を付けておけば、後々迷いが少なくなります。

あと、ネジを外す前に、必ず写真を撮っておくこと!!大変重要です。学校の先生ではないですが、もう一度書きます。大変重要です!!

そしてできれば、ネジに色別のマーキングをしておきましょう。ネジ頭が同じでも、場所によって長さが違うことがありますので。

 

それでは、始めましょう。

 

1.まず、左右上横に付いているネジ2本を外します。上のホッパーが外れます。

 

2.ゴム足4個を止めているネジを外します。本命ネジはその下のネジですが、ゴム足が邪魔なので、外します。

 

3.ネジを外したら、上の装置が丸ごと落下してしまいました。うっかりやってしまいました。順序を間違えるとこうなるという失敗例を、早くも掲載することになりました。

 

正しい順序は、

 

3.出口カバーのネジを外し、出口カバーを外す。

 

4.黒い表側のプラスチックカバーを外す。

この時、出口に筒状の金属部品がネジで取り付けてあり、ここがグラグラしているので外したくなりますが、外しません。これは、わざと振動するような仕組みで、中に微粉・シルバースキン等が付着し難くなっています。

 

5.うっかり外した下部のネジを、内部本体を持ち上げ、再度取り付けてから、本体を立てて下さい。

重たいので、水平で作業したほうが楽だと思います。ミスしなければ不要な工程です。

とりあえず復旧後、排出口カバーのネジを外します。

中に付いている筒部品は、外さなくても、黒いプラスチックカバーを外すことができます。外して下さい。

 

画像制限のため、その2に移ります。