成「あれ？ こんなところにケーキが・・・？
何だかよく分からないけど、いただきま～・・・」
（つまみ食いはよくありません。）
春「あ～！ ダメですよ！ なるほどくん！！」
真「そーだよ！ まだローソク立ててないんだから！！」
成「ローソク？ ということは・・・もしかしてコレ、バースデーケーキ？」
真「ウン！ よく気が付いたね。なるほどくん！！」
成「・・・って、今日誰かの誕生日だったっけ？」
（僕の誕生日じゃないし真宵ちゃんは・・・って真宵ちゃんの誕生日いつだっけ？）
春「なるほどくん！ 真宵さまの誕生日も知らないのですか！？」
成「・・・え。まぁ・・・ウン・・・。」
春「愛しい真宵さまの誕生日も知らないでいただなんて・・・
最低です！ 殿方として失格です！！」
成「・・・え。」
（・・・って何でここまで？ 真宵ちゃんとは別にそういう関係じゃ・・・。）
春「せめて愛しい真宵さまの誕生日には、内緒でみそラーメンと花束を
用意しておく・・・と、そう言って欲しいところです！
いえ！ 今すぐそう言って下さい！ なるほどくん！！」
成「・・・は、はぁ。」（って何なんだよ、それ・・・。）
真「なるほどくん。そろそろアッシュの誕生日のことについて
触れてあげないと可哀想だよ？」
成「うん、そうだね・・・って、アッシュの誕生日だったのかよ！」
真「あれ？ 知らなかった？ 一応プロフィールの所には載せてあるんだけど・・・。」
成「あ、そういえば。」
春「では、なるほどくん！ 浪速に火をつけてください！」
成「あ、ああ・・・ってローソクの漢字間違えてるよ！ 春美ちゃん！！
浪速（ナニワ）に火をつけたら怒られるよ！ ナツミさんに！！」
大「お！ 呼んだか？ ナルホドー！！」
成「いやいやいや、呼んでませんよ。ナツミさん。」
大「祝い事はみんなで祝福したほうがエエに決まってるやろ？ なぁ。真宵はん？」
真「そうですよね！ じゃ、なるほどくん。 浪速に火をつけて！！」
成「だから浪速じゃなくて、蝋燭だってば・・・。
しかも、キッチリローソクが２２本立ててあるし・・・。」
春「何はともあれ、アッシュさんの誕生日を祝いましょう！ 皆さん！！」
真「そうだね！ コメントとか拍手をくれると、もっと喜ぶんじゃないかな？
それに誕生日と言えば歌だよね♪ なるほどくん！ 歌って！！」
成「・・・え。僕が？」
大「おぉ、聞きたいなぁ。ナルホドーの歌！」
成「え？」
春「わたくしも聞きたいです！ なるほどくんのお歌！」
成「え？ え？」
真「じゃ、なるほどくん。せーの！」
成「異議あり！」
真「もしかして、なるほどくんってオンチなの？」
成「いやいやいや、そうじゃなくて。
人前で歌うのって恥ずかしいだろ？ 普通に考えて。」
真「大丈夫だよ！ なるほどくんがオンチでも気にしないって♪」
成（いやいやいや。だからそうじゃなくって・・・。）
春「流石は真宵さま！ コレも愛の成せるキズナですね！」
成（多分、それも違うと思うけど・・・。）