

こちらは
ジャンバースカート、オーバーコートの生地を使って、裏地には残りにニットをはぎあわせ、ちょっとした羽織ものを ただいま育てています。
今年も、愛用しながら、もっと愛着のある1点に益々バージョンアップです(笑)
年を重ねると、新しいものも暖かくていいですが、着慣れた古いものに惹かれます。
今になって、母の気持ちがわかるような気がします。
母の晩年は、しっかり物言う一人娘の私と8年間同じ屋根の下で生活しました。
口を開けば、命令調の私に優しくないとぼやき、一番母のことを思っているのに、心とは 裏腹にきつい言葉での日常でした。
しかし、食べることだけは、母の口になじんだ味、好物を用意することで、優しくしていると自分なりの納得。
優しい言葉が欲しかったんでしょうね。
新しくて軽いものが暖かいと、自分勝手に解釈し、古いものを容赦なく捨ててしまったことへの後悔。
胸が痛みます( ;∀;)
母がなくなり3年が経過しますが、朝晩手を合わせながら、時間のある時には母と語り、寝る前には毎晩お休みのご挨拶。
何ら、母がなくなったとは思わない毎日ですが、
日を追って、母に似てきた自分を感じ、母の気持ちがよくわかる年齢になってきました。
今日、衣類の出し入れをしながら、
毎年どうしたものか?と眺めるニット作品。
初孫誕生の年に編んだ、ケープですが、(もう15年前ぐらいかな?)
今月の
すてきにハンドメイドに類似作品が掲載されていて、ハア!っとしました。
若かりし日を思い出しながら、また少し手を入れて愛用することにしました。
ここ数年封印していた、編みかけのものも引っ張り出し、今日は宝物に出会えた気分でした。
年が明けると、冬ごもり時期に入ります、今からウキウキしますね。