我が家のカレンダーはまだ10月でした。チーン
 
昨日はご依頼のワンピースを仕上げるのに必死、今日引き渡しができやれやれおねがい
 
やっと 今日から11月の気分で、例年通り部屋にはシクラメンが鎮座。
シクラメンを見ると冬、クリスマスを感じますね。
教室部屋がパあ~っと明るくなります。
掛かっている着物は、年明けにコート?ジレ?仕立て直し予定、日々眺めながら、イメージしてます。
 
今日はつもりに積もった、教室部屋の糸くず、綿埃掃除と、残布の整理、ダイレクトメールの仕分け、冬物の点検、とゴミ出し準備に明け暮れました。
数年着ないものはゴミの予定ですが、
ここ十年来の愛着作品は、サイズが合わなかったりしても、毛玉になっていようが、
はぎ合わせ、あちこちにペタン、チクチクを施しながら、育てていきながら愛用します。
 

こちらは 

ジャンバースカート、オーバーコートの生地を使って、裏地には残りにニットをはぎあわせ、ちょっとした羽織ものを ただいま育てています。

今年も、愛用しながら、もっと愛着のある1点に益々バージョンアップです(笑)

 

年を重ねると、新しいものも暖かくていいですが、着慣れた古いものに惹かれます。

今になって、母の気持ちがわかるような気がします。

母の晩年は、しっかり物言う一人娘の私と8年間同じ屋根の下で生活しました。

口を開けば、命令調の私に優しくないとぼやき、一番母のことを思っているのに、心とは 裏腹にきつい言葉での日常でした。

しかし、食べることだけは、母の口になじんだ味、好物を用意することで、優しくしていると自分なりの納得。

優しい言葉が欲しかったんでしょうね。

新しくて軽いものが暖かいと、自分勝手に解釈し、古いものを容赦なく捨ててしまったことへの後悔。

胸が痛みます( ;∀;)

母がなくなり3年が経過しますが、朝晩手を合わせながら、時間のある時には母と語り、寝る前には毎晩お休みのご挨拶。

何ら、母がなくなったとは思わない毎日ですが、

日を追って、母に似てきた自分を感じ、母の気持ちがよくわかる年齢になってきました。

 

今日、衣類の出し入れをしながら、

毎年どうしたものか?と眺めるニット作品。

初孫誕生の年に編んだ、ケープですが、(もう15年前ぐらいかな?)

 

今月の

すてきにハンドメイドに類似作品が掲載されていて、ハア!っとしました。

若かりし日を思い出しながら、また少し手を入れて愛用することにしました。

ここ数年封印していた、編みかけのものも引っ張り出し、今日は宝物に出会えた気分でした。

年が明けると、冬ごもり時期に入ります、今からウキウキしますね。