お花で和ませてみる笑


診察室に入ると、前回とは違う男性の先生だった


この前の検査があまり良くない結果で、悪性の可能性があると出ています


なにやら結果が書かれた紙を渡された


「類内膜がんを考えます」


昨日からネットで調べ、目にしてきた病名が書いてあった


ある程度覚悟はしていた

加えて私は感情を表に出すのが苦手なタイプ


静かになるほど、と頷いた真顔


多分あまりにリアクションが薄かったせいか、いい?大丈夫?と先生に確認されて


頑張るので続けてくださいと答えた笑


基本的には子宮、卵巣、卵管摘出です


初期なら腹腔鏡手術、抗がん剤なし

進行具合で開腹手術、リンパも取ります


お子さんはいますか?

この先妊娠を望みますか?


息子が2人います

妊娠は望んでいません


あまりにあっさり答えたせいか息子たちの年齢を聞かれて、成人と高校生だと伝えると

大きいんだね!じゃあ大丈夫かと言われた


子どもが大きいからもう良いってことでもないだろうに、と思った真顔


私は結婚が早かった


結婚してすぐ行った病院で「妊娠しにくい」と言われていたから、まさか2人も産めるとは思っていなかった


子どもが大きくても、私はもう少し2人を見ていたい

子宮を取ってもう少し2人と一緒にいられる可能性が上がるなら


そう思っただけだった


エコーの様子だと浸潤してないんじゃないかと思うけど…

そこを確定させる為にここから検査をたくさんしてもらいます


今から採血と心電図をとってきてください

今後一泊入院で子宮内膜掻爬術を行ってもらいます

MRI、CTの予約も取りますね


ふくよかな人、出産経験がない人、閉経後の人が多いんだけど、どれも当てはまらないのにね…


ご家族に女性がいないなら、子宮を失うということに対しての気持ちの寄り添いは難しいかもしれないね…


若い人はセカンドオピニオン受ける人が多いから、全部の検査が終わってデータが揃ったら

この病院での流れは作っておいた上で、他へ行ってみるのも良いと思います


先生の話をたくさん聞いた


そして、1番最後に


あなたの病名はなんですか?


と聞かれ


類内膜癌…子宮体癌ですよね?


と答えると


そうですね、とそこで初めてカルテに「類内膜癌」と記入された


本人がちゃんと理解してるか、こうやって確認するのか…とその光景を眺めていた