人間の生きている目的は、この世界の本質を見つけることだと思う。
それは悟りを開くとか、精神世界を深く理解すると言い換えてもいいだろう。
統合失調症も悪いことばかりではなくて、陽性症状で想像力、思考力、洞察力が高まることで、僕は本質の一部を見ることができた。
本質を見つけるのに本やネットで学ぶのは限界があって、体験しないと本当に学ぶことはできないと感じている。
当時僕は田舎の市役所職員でありながら、構想日本という全国的な組織と共に仕事をし、起業に向け資格試験の勉強をし、アスリート並みに体を鍛え、家庭においても初めての出産を控える妻を支えていた。
当時、こうありたいと願ったことが次々と起きる体験をして、僕が「思考は現実化する」というスピリチュアルの考えをを信じる土台になっている。
良いことも悪いことも数多く経験したが、統合失調症がそのサポートをすることも多くあった。
この病気で犯罪を起こすでもなく、貴重な気付きを得ることができたのだから、僕は正しく発狂したのだ。
本質の一部を会得して、やっと僕の人生が始まると思いきや、陰性症状と薬の副作用で数年間信じられない苦痛を味わった。
大切なことを会得するのには苦痛を伴うことも必要であると知った今では、このハンディキャップに感謝することができる。
これからは病気の力を借りずに正常な状態で、本質を探究することをライフワークとしたい。
本質を学ぶには行動を起こす必要がある。
何をやろうか。
バドミントンで全日本シニアを目指す?
フルマラソンで2時間35分?
起業する?
出来ないと思うものは現実化しないが、上記は病気の後遺症が無ければ普通にかないそうな目標だ。
やはり病気という大きなハンディキャップとの戦いが僕のこれからのテーマになりそうだ。
まだまだ人生は長いのだから、長期的な視野を持って、いつかは全盛期の時よりも成長したい。