8時頃起床。昨日の夜はきっとみんなオクトーバーフェストに飲みに行っていたので、誰もいなかったのに、朝起きたら、知らぬ間にみんな寝ていた。
みんな何時に帰って来たんだろう。
にしても、朝から、同じ部屋に見知らぬ男子が寝ているのはなんだか変な気分。
みんな帰ってきたのが遅かったからなのか、習慣なのか、朝シャワーはいっていた。
朝ご飯は下のバーで。ハム3種類、チーズ、ゆで卵、シリアル4種類、ヨーグルト、フルーツポンチ、ブレッド、食パン、飲み物各種。もちろん、ゆで卵とパンを持って帰る。
ホステルで、荷物を置かせてもらい(無料)、昨日食べられなかった白ソーセージ屋さんへ。
ミュンヘンに来たらぜひ食べていただきたいのが、名物の白ソーセージ
(Weißwurst ヴァイスヴルスト)。
ミュンヘン伝統の朝食です。
なんか、とても新鮮なお肉しか使わないので、だから朝しか出してないそうで、昨日行ったら
「もう今日は白ソーセージはおわったよ」と言われたので、朝、また来た訳です。
私が行ったところは、レジデンツに近い、Zum Franziskanerというお店。

まずは、朝ですが、ビール頼みますよね。
だって、安いし。ソーセージくるしね。
オクトーバーフェストで飲めなかったのうっぷんじゃ。
てかエビアンよりビールのお方がやすいし。


で、メニューがドイツ語なのですが、なんとか、
zum franなんとか。メニューからWeißwurstの文字を探し、
「これちょーだい!」と指さすと「2つ?」ときかれる。
ぶっちゃけ、朝ご飯もがっつり食べてきたので、1本でよいのだが、2本以上からしか頼めないらしいので、2つ注文する。
白ソーセージ(1本2.90)、ビール(3.80)、backwaren(パン?1.30)で、トータル13.50ユーロ。

ほんで、こーんなかんじのものが運ばれてきます。


朝ご飯もがっつりたべたのに、ここにきて、また肉。。。と思ったけど、
でもまじでおいしかった!

歩き方には。皮は腸でできているため、堅いので、皮は残すと書いてあったけど、ふつうに食べられたよ。
あと、白ソーセージの特徴は、「甘いマスタード(Süßer Senf)」を付けて食べるということ。
マスタードと言えば普通、黄色くて辛いものですが、この「甘いマスタード」は茶色くドロッとしていて甘いので、マスタードがだめな私でも食べられました。

お腹もいっぱいになったところで、次の目的地へ向かうためホステルへ戻ります。
途中、レジデンツ通り側にはライオン像があって、
このライオン像の盾に触ると幸せになるという言い伝えがあるため、多くの人が触っています。
触っている箇所だけがピカピカ(笑)

例にもれず、私も触っておきます。

ヨーロッパは、こういう「触ると幸せになれる」っていう像やらなんやらが凄く多い気がする。
(参考⇒ブリュッセルの時の像)
確かに、今幸せなので、あの時触ったのがよかったのかも?笑
さらに、行く途中でH&Mで半袖がセールになっていたので5ユーロで購入。
ほんとヨーロッパ地区のH&Mは激安。
あとは、露店がいっぱいあって、私のだーーーーーーい好きなフランボワーズが!

しかもこんなに入って、たったの1ユーロ!日本で買ったらこの5倍くらいするよ!
超幸せな気分で食べ歩きながら、ホステルへ帰ります。
グローバルパスをもってればSバーン(地下鉄)にただで乗れて、
ホステルの近くの駅まですぐに着いたのに、ホステルにおいてきちゃったから仕方なく走ったよ--;。
ホステルで荷物をひきとり、駅へ。列車10分前に到着し、無事11:55の電車にのりフランクフルトへ!


1等車にも問題なく乗れ、配布はいつものようにカシューナッツとお手拭き。
そうして、ミュンヘンから約3時間でフランクフルトに到着!
フランクフルト駅近くでいきなりアジアンマーケット発見。
ん?アジア人に優しい町なのかな?
付近を歩いていると、うん、なんかアジア系のお店がおおい。
なんかちょっと雰囲気もロスっぽいかんじで、フランクフルトならなんか住めそう。
とかチラリと思った。
ホテルにチェックインし、早速フランクフルト観光へ!
・・・しかし、フランクフルトって、特に観光するような名所がないのよね。。。--;
しいていえば、欧州銀行のユーロマークぐらい・・?
あとは、フランクフルト名物はりんご酒だそうなので、それを飲みに行こう!
りんご酒で有名なフランクフルトのザクセンハウゼン地区までは歩けるそう。
雨がぱらぱら降っていたが、傘はささずフードでGO!
まずはユーロマークのある欧州銀行へ。

ま、見て写真とって、即終了(・ω・)/
そしてドイツといえば、ヘンケル!
近くのヘンケルショップで、家用のキッチンばさみを購入(49.95)。

値段的には、ノイシュバンシュタイン城ふもとの、デューティーフリーショップの方が5ユーロくらい安かったな。
フランクフルトの新名所であるらしい、超高層ビルのマインタワーはあまり興味がないのですっとばし、メインの広場へ歩みを進めます。
道中にも京都の物を売っている京都やさんとかあって、そして、日本人がやっているわりと大きな日本店を発見!

そして。今回の旅行で、唯一忘れ、旅中ずっと後悔し、欲していた、
耳かき
やっと出会えました(涙)
とうとう耳掻きが買えた!2.20ユーロもしたけど、ぜんぜんいい!
うきうき♪
フランクフルトっていいな~♪とそれだけで、テンションあがる私。
もちろん日本人のためのお店だけじゃなくて、いろんな国の人のためのお店があって住みやすそうな街でした。
ちなみに、広場へ向かうカイザー通りはちょっと変な人が多くて、昼間でもちょっとこわかった。
夜はあまり通りたくないなぁ。
これが広場らへん。
お店やデパートもいっぱい。

こんな素敵な建築物も。なんかのデパートっぽかったけど。

そんなこんなで、
途中道を間違えちゃったけど、なんとかザクセンハウゼンへ向かう橋の方へいけた。
途中にモダンアート美術館と教会を通り、橋をひたすら渡り、schweizer strへ。
地球の歩き方を持っていくのが重たいので、デジカメでりんご酒のお店を撮っておき、
そこに書いてある住所を頼りに、お店をさがしていく。
旅中私がよく使っていた裏技。軽装で観光したい人にはおすすめです。
ちなみに私が行きたいのは、この「ツム・ゲマールテンハウス」というところ。

で、住所どおりの67番地を探すが、66と68はあるのに、67がない!?
そこにあるのはパン屋さん。おかしいな、もうなくなっちゃたのかな、と思い、ぐるっと付近を一周し、しかたなくパン屋さんで聞いてみると、ここから50m位先の反対側よ、と教えてくれた。
あったー!写真にあった緑のドア!
てかなんで道路の反対側やねん!わかりづらいわ!
そして、緊張しながらも、お店のドアをあけ、一人でずんずん中へ進んでいき、席をさがす。
4人用のテーブル席とかはあいてなくて、10人用くらいの長いテーブルしかあいてなくて、すでに
座っていたおじさん二人に「ここ座っていいですか?」と一応きいてみると
「もちろん^-^」と快くOKしてくれたので、すみっこの方に座った。
中は、ほんと大衆居酒屋、ってかんじのカジュアルなかんじ。

メニューをみて、applewein(りんご酒)の文字と、ripphen(豚の骨つきあばら肉)の文字を探し、注文。
すぐにリンゴ酒(1.9ユーロ)はきた。

ん?想像した味と違うぞ?
甘くなくて、ほんのりシュワッとして、白ワインみたいでそれでいてちょっとリンゴの味がして。不思議な飲み物。アップルタイザーみたいなん想像してたから、ちょっとびっくり。
そうこうしてると、リップフェンもすぐきた。すげーボリューム(7.9ユーロ)。


下にはザワークラフトがいっぱい敷きつめてあって。このザワークラフトがまじでおいしくて、肉によく合う!
肉には味がついてないみたいだったけど、やわらかいし、ザワーと一緒に食べるとうまい。
やばい~~これハマる~~。
ちなみに、リンゴ酒は本来、陶器の樽からそそがれるらしく、日本で言うピッチャー感覚かな?
を頼んで、自分でちびちびついで飲むそう。
私の前方に座っているおじさんの前に置いてあるのがどうやらそれらしい。


人間観察をしながら、一人でりんご酒を飲み、肉を食していると、
何度か隣のおじさん達(さっき「席空いてますか」って聞いたおじさん)と目が合った。
そう、目が合うと日本人はパッと目をそらしがちだが、外人さんはにっこりほほ笑んでくれるのだ!
そうして、何度か目が合い、お互いにっこりほほ笑む、ということが3回ほどあり、
ふと、そのおじさんたちをみてみると何やらショット的なフルーツのはいっているおいしそうなものをクィッと飲んでいる。
何度か目が合ううちに、「君もこれ飲んでみる?」と英語で話しかけてくれた。
「何ですか、それ?」ときくと、私の左側に座っているおじさんが近づいてきて、
「フルーツとリンゴのお酒で、ちょっと強いけどおいしいよ♪」と勧めてくれた。
「じゃ、、じゃ1杯いただこうかな」と、お願いをすると、
程なくしてこのようなお酒が登場。

「よかったらこっちへ来なさい^^ 一緒に飲みましょう」というので
あまりいやな感じもしないし、とても人のよさそうなおじさんたちだったので、
ご一緒させてもらうことに。
まずは、このフルーツをお酒の中に浸して、それを食べてから飲むらしい。
確かに強い!((>д<))けど、うまい!ヽ(゜▽、゜)ノ
「これなんていうお酒?」「なんの果物?」と聞くと、
「日本語ではなんていうかわからないけど、これはCalvadosというお酒で、フルーツはMispelというやつだよ」、と教えてくれた。
ビワっぽいなーと思ってはいたけど、Mispelという単語は知らなかったので家帰って調べたら、やはり、ビワでした。
で、カルヴァドスは、フランスのカルヴァドス地方でつくられるリンゴの蒸留酒だそう。
ちなみに、ドイツ語と英語は近いので、多くのドイツ人が英語を問題なくしゃべれるから、
この人たちも、ずっと英語で私に話しかけてくれていた。
そして、「どこからきたの?」とか「どんな旅してるの?」とかいろいろ聞かれ、
矢継ぎ早にくる質問に答えていると、彼らはすごくすごく驚いていた。
彼らは「こんなに小さな日本人の女の子が一人で1カ月もヨーロッパを旅しているなんて信じられないよ!」「君はすごいよ!」ととても驚いたり、
「どうして君の英語はそんなにきれいなの?僕には日本の友達がいるけどみんなそんなにうまくないよ」ととてもほめてくれたり、
彼らがどんな友達なのか、とか、日本へのイメージなどをいろいろ話してくれた。
話しながらも、お酒がすすみ、そのリンゴのリキュールのやつを3杯も頼み、さらに頼んでもいないのに、たばこを勧めてくれた(笑)
その時は特に吸いたいとは思わなかったけど、コミュニケーションだ!と思いもらっておいた。
そして、「なんでこのお店にきたの?」と聞かれたので、「日本の有名なガイドブックにのってたからだよ」と答えると、
「あぁ!そういうことか!僕はたまにこのお店にくるんだけど、よく日本人がいて、君と同じ、りんご酒とリップヒェンの組み合わせを注文しているから不思議に思っていたんだ!」と言っていた。
ちなみに、今日もお店の奥に日本人の団体がいるよw と教えてくれた。
「おじさんたちはもちろんドイツ語が母国語なわけだけど、私のために二人とも英語でしゃべってくれて、苦痛じゃないの?
私からしたら、母国語じゃない会話でずっと会話するなんて、あり得ない話なんです。
それに、さっき私の英語をほめてくれたけど、それは発音がいいだけで、実際英語を勉強するのが嫌いで、単語は全然しらないし、文法もめちゃくちゃなんです。。」
と質問してみたら、
「ドイツ人にとって英語はとても身近だから、ほとんどの人が英語を話せると思うよ。
だから、全然苦にならないよ。もちろん、わからない単語もあるけどね。
でも、大事なのは 「伝える」ということ、君だって英語は完璧じゃないけど、僕は君の言っていることはすべてわかるし、何より、ヨーロッパ圏でない、アジア圏のあんな小さな島国の子が、英語を少しでも話せる、ってだけでもすばらしいことだとおもうよ!
壁にぶちあたったときに、一番人は成長できるんだから、君が今もし、英語に対して不安に思っているなら、そこからが一番の成長ポイントだよ!何より君の発音は本当にキレイだから自信を持って!」
と言ってくれた。
まじで嬉しかった(>_<)
1時間ほどその人たちと会話をし、お酒を飲み
「そろそろ、wifeと娘の所に帰らなきゃ。こんな夜に君を一人で帰すのはとても申し訳ないし、心配だけど、1カ月も一人で旅をするんだ、このくらい大丈夫だよね?」
といって、
「今日はとてもすばらしい出会いが会ったよ、君に出会えよかった。」
と二人が私のご飯代と、お酒代をごちそうしてくれた。
さらに、なぜだか
バッグからネックレスを取り出し、「これは、対して高いものでもないし、いいものではないけれど、
フランクフルトの思い出として、とっておいてね」
といって、ネックレスをくれた。
(袋にも箱にもはいっておらず、新品でもないし、裸のままハイってくれたので、正直
「え。。。これ誰かのじゃないの?」とか思って、微妙なかんじだったけどw)
とりあえず、思い出の品として、いただきました。
そして、
「そうだ、僕のアドレスを教えておくから、無事この旅が終わって日本に着いたら必ず連絡をしなさい。それまで、僕たちは毎日君の心配をするからね」といって
アドレスを書いた、紙のはしくれをくれた。
そうして、最後に二人とハグをして、別れました。
・・・なんか、この旅一番のいい出会いをした気がしました。
それが、この二人です。

もちろん、日本についてからちゃんと二人にメールをして、たまにメールのやり取りをしてます。
ちょっとほろ酔いで、胸いっぱいのきぶんのまま、ホテルまで歩きます。
危ないからタクシーで帰りなさい、お金なら出してあげるから、と言ってくれたけど、
夜風に当たって、ちょっと感傷にひたりながら帰りたかったのと、おごってもらった上、
お金までいただくのには気がひけたので丁重にお断りをしました。
フランクフルトの夜景をみながら歩き、

ライトアップされた、ユーロマークを見て、ホテルに戻りました。

ちなみにこの、☆の数は、EU加盟国の数なんだってさ!

夜はホテルで、テレビでやっていた、面白ビデオ投稿的な番組をみながら眠りにつきました。
<本日のお会計>
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白ソーセージ+ビールなど 13.50
H&M 5.00
耳かき 2.20
フランボワーズ 1.00
ヘンケルのはさみ 49.95
=============================
計 71.65ユーロ