石崎ひゅーい「花瓶の花」新宿インストアライブ感想

通路側で見ていたんだけど通りがかった人が立ち止まって、
聴き入っていた。で、おそらく初めて聞いたんだと思うけど
気に入ったらしくＣＤを買う列に並んでいた。
ライブ中、視聴機で他の音楽を聴いていた人も途中からヘッドホンを
外して最後まで見て拍手していた。

こんな風景が見られるのがインストアライブの好きなところ。

石崎さんは「大丈夫うしろ聴こえる？見える？」と
何度も気にしていた。
途中でスタッフの方に「パイプ椅子あったよね？」と
パイプ椅子を持ってきてもらいその上で立って歌ってくれた。
インストアかなり行ってるけど初めてだな椅子の上で歌う人見るの。

すごく優しい人だなと思ってなんだか涙が出た。
分かってくれるというのはとても嬉しい。

石崎さん自身もポリスかなんかの他のライブに行った時見えなくてストレスで
すぐ帰ったとＭＣで話していた。
池袋ではつま先立ちして歌ってた。

見える？っていう社交辞令じゃなくてちゃんと気にしてくれて
心に伝わってきた。

花瓶の花を歌う前のＭＣすごく良かった。

震災の頃、島に行って
その島では定期的に東電の人（デブのおっちゃん）が無償で島の人の
電気関係の修理をしてたらしく、すごく良い人なんだけど
震災があってからバッシングが
すごくておっちゃんはどう償えばいいのか
って毎日泣いていたらしい。
島では夜に海の近くでお酒を飲む集まりがあったんだけど
そこで、弾き語りをしていて「花瓶の花」を歌った時
おっちゃんは泣いて答えが見つかった気がするって。
これからどうやって生きていけばいいのか分かった気がしたって。

その時の花瓶の花はyoutubeに上がっていて見てない人は
見て欲しいと本人が言っていた。

嬉しかった。自分が好きになったきっかけの動画だったから。
あの動画売れると消えちゃうんだろうな～と思っていたけど
なかなか消えないのはこんな背景があったんだと納得。
すごく良い動画だったから消えないで欲しかったから。

歌い終わった後、
拍手がなかなか鳴り止まなかった。

ＣＤ買う列も長かった。ファンになった人も多かったんだろうな。

正直、バンドアレンジで初めて花瓶の花聞いた時は他の音が余計すぎで、
やっぱりエピソード込みで見てもギター一本でよかった。
初めから弾き語りで、Ｍステも弾き語りで出れば
今の状況とは違ったと思う。

ココアって曲良かった。
天国電話の最後の歌詞すごく響いた。















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